from:静岡 住まいのマネープラン相談 立林毅士

静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

 

11月1日、11月最初の営業日。

 

 

 

今月も住宅ローンの金利が上昇。

 

 

 

具体的には、

大手メガバンクの10年固定金利や

静岡の地方銀行の

35年の固定金利は0.05%の上昇、

 

 

 

フラット35という35年固定金利は

0.04%の上昇です。

 

 

 

直近のフラット35の金利で見ると、

 

 

7月 1.78%

 

8月 1.78%

 

9月 1.83%

 

10月 1.85%

 

11月 1.89%

 

 

 

ほんのわずかですが、3か月連続で

金利が上昇しています。

 

 

 

わずか0.05%違うだけでも、

仮に3,000万円を35年返済で返すと、

固定金利で支払う利息の差は

約30万円!

 

 

 

決して侮れませんよね。

 

 

 

金利は上下するものなので、

こればかりは仕方がないのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

『なぜ金利が上がっているのか?』

 

 

 

 

 

 

 

金利が上がった原因は、

 

 

 

日本のお金をコントロールしている

日本銀行が、7月31日、

 

 

 

「長期金利」という

金利の上昇を認めたことから、

それに反応して金利が上がったわけです。

 

 

 

ここ数年は、

「金利が上がりそうなら

強制的にでも抑えるよ!」

 

 

としていたものを、

 

 

「多少なら金利が上がっても

OKだよ!」

 

 

 

っていう方針に変わったため。

 

 

 

この「長期金利」というのは、

ローンの「固定金利」と密接に関連します。

 

 

 

なので、9月から3か月連続で

金利が上がっているわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

『変動金利も上がるの?』

 

 

 

 

 

 

 

変動金利は、この「長期金利」とは

別の金利に反応するので、

特に変わっていません。

(変動金利は毎月ではなく、

4月と10月に金利変動があります)

 

 

 

しばらくこのままの状況が続くと、

どうなるかというと、

 

 

 

低いまま動かない「変動金利」と、

わずかに上がってきている「固定金利」の

金利差が徐々に開きますよね。

 

 

 

そうなると、

月々の返済額は、変動金利の方が、

より安く見えるようになります。

 

 

 

ということは、

銀行はもちろん、

住宅会社にとっても好都合なわけで。

 

 

 

「金利が低いうちに」

 

 

 

「消費税が上がる前に」

 

 

 

などと、数字の損得だけで

動いてしまう人が増える危険性、

 

 

 

いや、その危険性を

最近のご相談者さんから

今まさに実感中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

『変動金利もいつかは上がる』

 

 

 

 

 

 

 

変動金利は今は低いですが、

いつかは必ず上がります。

 

 

 

「投資」というリスクある金融商品には、

みんなほとんど手を出さないのに、

 

 

 

「変動金利」というハイリスクな金融商品は、

みんなが買ってしまう。

 

 

 

 

今だけ低い変動金利でスタートして

金利が上がったところで

ようやく気づいて

どうするかを考えるのか?

 

 

 

完全な固定金利でスタートして、

金利に保険を掛けて

一喜一憂することなく

淡々と返済をしていくのか。

 

 

 

どちらが正しいわけでもなく

これは個々の価値観の問題です。

 

 

 

 

ただ、これだけは確実に言えること。

 

 

 

35年間という長い目で見て、

「無理なく返せる借入金額」

であることが大前提です。

 

 

 

変動金利でも固定金利でも

身の丈以上に借りすぎてしまったら、

どちらの金利を選ぼうが、

10年後、20年後、30年後

返済が苦しくなるのは、

間違いありません。

 

 

 

仮にローンを完済できたとしても、

老後のお金は、

ほとんど貯められていないでしょう。

 

 

 

 

「消費税前の購入が

お得ですよ!」

 

 

 

営業マンがよく言う営業トークや、

静岡新聞の朝刊でも夕刊でも、

このような広告を

最近はよく目にします。

 

 

 

でも、購入に焦ってしまって、

そもそもの「無理のない購入予算」を

間違えてしまったら、

 

 

「あーー、こんなことなら

家なんて買わなきゃよかったーー!」

 

 

って失敗・後悔することに成りかねません。

 

 

 

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