静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが、「無料相談」は「無料」でありません!というカラクリについてお伝えしますね。

 

ここ数年、「無料相談」ができる店舗型の住宅相談所が増えてきました。「無料」なので誰でも気軽に相談できる。「有料」より「無料」のほうが、圧倒的にハードルが低いですからね。

ファイナンシャルプランナーと名乗っている97%の人は、「無料相談」です。なので、一般的な割合で言うと、「無料相談」の方が好まれるでしょうね。そう考えると、「私も無料で相談できます!」とアピールした方が、今より相談件数は増えるかもしれません。

でも・・・、相談件数が増えるとわかっていても、私は「無料相談」はできません。なぜなら・・・「有料相談」の方が、お客さんに確実にメリットを提供できるから。

 

なぜ、無料相談ができるのか?

 

あなたは、なぜ「無料相談」ができるのか?というのを考えたことがありますか?

私に「有料相談」をしてくださる人は、「プロにちゃんと見て欲しくて・・・」「中立な立場の人の方が信用できるから・・・」「無料相談ってなんか怪しくて・・・」という感じの人が多いですが、一般的には、「無料相談」に不信感を感じる人は少ないでしょう。

「ご相談はいつでも無料です!」普通に考えればラッキーですよね。でも・・・、実は、「タダより高いものはない」んですよね。結論から言ってしまうと、入口は「無料相談」でも、出口はしっかりと「有料」になっているのです。

今日は「なぜ、無料相談ができるのか?」そのカラクリと、「無料相談」を受けることで、あなたも陥ってしまうデメリットについてお伝えしますね。

 

生命保険の契約手数料

 

一番多いのは「家計の見直しをしましょう」「家計のムダを省きましょう」という「無料相談」から保険契約につながるケース。

世の中のファイナンシャルプランナーの95%以上は「保険営業マン」や「セールスレディー」など、いわゆる保険屋さんです。

「無料相談」から、家計の見直し、保険の見直しをすることで、新たな保険契約につなげます。保険契約をすると、保険会社から契約手数料というお金が入ります。これが保険屋さんの一番の収入源です。

「無料相談」をした代わりに、あなたから、何かしらの保険契約が欲しいのが正直なところでしょう。元々加入してる生命保険にムダな保障があったり、自分が希望していた内容や払い方でなければ、自分に合った見直しをすることは構いません。

でも、お子さんの教育費や老後資金の準備が必要だからといって、「いくらの家を買うのか?」まだ、ローンの金額も何も決まっていないのに、月に4~5万円の積み立ての保険に加入してしまうのは、本末転倒です。

保険を見直すつもりが、今の家計にまったく合わない必要以上の高額の保険を提案されることもよくあるので、「無料相談」には注意が必要です。

 

住宅会社からの紹介料

 

「ご相談は何度でも「無料」です。あなたの希望に合う住宅会社をご紹介します!」という「無料相談」の住宅相談所が、最近は増えてきました。

大手の住宅相談所は、ショッピングモールに店舗を構えているので、テナント料は、正直かなり高いです。相談員も数人いるので、人件費だけでもけっこうかかります。

それなのに「無料!」。普通に考えたら赤字ですよね。でも、赤字にならない理由があるんですね。

なぜ「無料相談」ができるのか?というと・・・、「あなたからお金はもらわないけど、紹介された会社であなたが家を建てた場合は、その住宅会社から紹介料をもらう」というシステムになっているから。

あなたが「無料」の住宅相談所に行き、「あなたには、Aという工務店がお勧めです」と紹介をしてもらう。あなたがA工務店と契約をしたら、A工務店は住宅相談所に紹介料を払う流れになっているんですね。

この流れだけ見ると、あなたに、特にデメリットはなさそうですよね。でも、一番の問題は・・・、「住宅相談所に払う紹介料が高すぎる!」と思います。

住宅相談所によって金額は様々ですが、大手の住宅相談所では、紹介料は少なくても100万円、多ければ150万円や200万円をハウスメーカーが住宅相談所に支払います。

例えば、地元の住宅会社や工務店の会社の利益率は約20%前後です。2,000万円の建物なら利益は400万円。そのうち、紹介料として100万円、利益の25%も払ってしまったら?会社としてやっていけません。

そのためには、通常2,000万円の建物なのに、住宅相談所経由で来たお客さんには、その会社は、紹介料100万円を見積もりに上乗せして、2,100万円で売らないといけないのです。

つまり、住宅相談所に支払う紹介料をお客さん自身が払っていることになるんですね。入口は「無料相談」ですが、出口では、100万円ものお金を払っているわけです。(もちろん、相談したお客さんはこのことは知らないです。)

 

タダより高いものはない

 

私は「無料相談」という言葉を目にするたびに、「タダほど高いモノはない」と感じてしまいます。世の中には、「無料サービス」、「無料相談」が色々ありますが、それらには何かしらの裏があるということに気づいて欲しいですね。

私がお伝えした「無料相談」のカラクリを理解して、納得ができるのなら、「無料相談」を利用するのもアリでしょう。

でも、これらを理解せず、「無料相談」というだけで安易に相談してしまうのは、結果、ものすごく高くついてしまいます。

「タダより高いものはない」。あなたも、「無料相談」には、気を付けてださいね。

 

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