静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが家を買う前にすべき5つのポイントをお伝えしますね。
先月のことですが仕事用のバッグを新調。
今まで使っていたのは容量が入るのと価格が手ごろだったので数年前に買いました。でも、使っていくうちに徐々に劣化しはじめてバッグ自体もフニャフニャになってきたり、私の使い方の問題もあるけど前回のバッグは買って失敗でしたね。
今回新しいバッグを買うにあたって私が求めたものは主に5つ。自立すること(容量が大きい)、軽いこと(長く持ち歩いても疲れない)、丈夫であること、撥水・防汚性があること、予算に合うこと。
店員さんに「こういうときはどうですか?」「こっちのほうが使いやすいですか?」等々、質問を繰り返して自分にピッタリのバッグ見つかりました。
『一般的な住宅購入の流れ』
「このまま家賃を払うのはもったいないよな~」
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「子供が生まれて手狭になったし」
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「とりあえず住宅展示場に行ってみよう!」
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「土地も営業マンに探してもらおう!」
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「営業マンがローンの審査に出す」
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「〇〇さんは4,000万円まで借りられます!」
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「支払いも今の家賃と変わらないから契約しよう!」
これは典型的なマイホーム購入の流れ。でも、これだとかなりの確率で後悔・失敗してしまいます。家が欲しいと思ったらまずご夫婦や家族で考えてほしいことが。ざっくりでもいいので最初に家づくりの目的を考えておくことで後悔やブレがない計画を進めていけるんですね。
今回は家づくりの最初にやって欲しい重要な5つのチェックポイントをご紹介しますね。
1.将来の家族構成を考えておく
あなたの家族構成は将来どのようになりそうですか?子供は何人くらい?子供が独立したあとお父さん、お母さんと同居もあるのか?さらには独立した自分の子供と同居する可能性もあるのか?家を建てるときに想像は難しいですが、何となくイメージをしておくだけでも間取りを作るときのヒントになります。
2.夫婦の働き方を考えておく
ものすごく重要なことです。旦那さんであれば退職までずっと同じ職場に勤めるのか?それとも途中で転職もありえるのか?退職後は継続雇用で働くのか?奥さんであれば今は会社員だけど最後まで会社員で働くのか?それとも子供を出産後は退職する可能性が高いのか?
子供が何歳になったらパート等で再び働き始めるのか?何歳まで働くのか?将来までのご夫婦の働き方をどうするか?でローンの返済期間や借入金額がものすごく大きく変わってきます。家を買う前に特に奥さんの働き方をどうするのか?をある程度決めておかないと後々住宅ローンで苦しむだけです。
3. どこのエリアに住むのか?
土地から探すなら考えてみてください。なぜそのエリアにこだわるのか?自分の生活スタイルに合うのか?住むエリアによって全然変わります。職場に通うのに都合が良いから。買い物に便利だから。両親の近くに住んで助け合うのか。
多少不便でも郊外にすることで広さを確保できたり、土地の予算を抑えられればその分建物に予算をかけられます。色々な暮らし方があるので正解はありませんが、そこに住みたい理由をはっきりしてから土地探しを始めませんか?
4.どんな家にしたいのか考えておく
難しく考えずにシンプルに。「大きな家」がいいのか。「暖かい家」がいいのか。「頑丈な家」がいいのか。「かわいい家」がいいのか。などなど。雑誌や写真などのイメージでOKです。一言でどんな家に住みたいですか?
5.無理のない購入予算を考える
家づくりを始めるとき最初にすることは、住宅展示場に行くでもなければ土地を探すことでもありません。まず一番にすべきことはあなたにピッタリの住宅購入予算を把握すること。
全体の購入予算が明確でないと土地や建物にかけられるお金もわかりませんよね。逆に最初に建物と土地にかけられるお金がわかれば、予算オーバーすることもなくストレスなく計画が進められます。買ったあとローンが払っていけるのか?という不安を抱えることもありません。
家を欲しいと思ったらご夫婦や家族で話し合うこと、家に対する方向性を共有しておけば間違った方向にはいきません。マイホーム購入というやり直しがきかない大きなイベントだからこそ勢いだけで進まないようにしてくださいね。最初が肝心ですよ。