静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPがあなたにオススメの住宅ローンはない理由についてお伝えしますね。
「住宅ローンって何がいいんですか?」今までに一番良く聞かれる質問。でも、聞かれるたびにいつも答えに困ってしまう。なぜなら、質問者さんの家計情報が詳しくわからなければ答えようがないからです。
もし、あなたが「とにかく低金利がいい!」と思っているならネット銀行で十分。でも、多くの人が低金利のネット銀行の住宅ローンを借りていない。
5月1日現在、ジャパンネット銀行の変動金利が一番低金利のようですが私はジャパンネット銀行で借りている人を今まで誰も知りません。つまり、金利の低さだけで住宅ローンを申し込む人はほとんどいないというわけです。
『あなたに最適な住宅ローンを探す情報は?』
私がプロとしてアドバイスをする際にあなたに最適な住宅ローンを選ぶには夫婦の年齢、職業、預貯金額、毎月の収入と支出、世帯年収、退職金額、今の健康状態、購入物件情報、子どもの教育費、将来の家計のお金の増減など。
最低限ヒアリングが必要な情報があります。ときどき出会った人に「住宅ローンのオススメは何ですか?」といきなり聞かれることが多いですが。
私がその場で、「あなたの世帯年収は?貯金額は?毎月の支出額はいくら?・・・」など次々に質問責めをしたら引かれてしまうでしょう。
『住宅購入専門のFPに相談する意味』
対して、私が上述の情報を一つ一つじっくりと伺ってもよければあなたの将来の家計のお金の流れを明確に予測することが可能。業界用語では「ライフプランを作る」という作業です。
ライフプランを作れば今後のあなたの家計のお金の流れを明確に予測することが可能。ライフプラン表の結果次第では住宅ローン返済で5年後、10年後、15年後に金利が上がったとしても家計に体力が十分あるようなら変動金利でも良し。
逆に、将来の金利上昇や子供の成長と共に支出が増えて家計が赤字に転落するなどの大幅なダメージを受けそうなら変動金利の選択はかなりのハイリスクになるわけです。
『住宅ローン選択は家計診断をじっくりしてから』
あなたの将来までのライフプランを売り手側ではないあなたの立場、あなたの味方に立った人が正確にしっかり行った上での変動金利の選択であれば何も問題はありません。
つまり、もしあなたが自分にとっての最適な住宅ローンを選択したいのであればまずはライフプランを作るという作業は必須なんですね。
あなたがカラダに不調があったとして医者に行ってドクターにいきなり、「良い治療法を教えてください。今の私に最適な薬を処方して欲しい。」とは言わないですよね。
まずは十分な問診や触診をしてもらってさらには詳しい精密検査をしてその結果から最適な治療法や薬を処方してもらうという手順を踏むはず。
十分な診断も検査もしないで、「いい治療法を教えて。良い薬を出して欲しい。」と言われてもドクターは怖くてできません。原因がよくわからないのに適当に診断してしまったら誤診になってしまいますから。
あなたに最適な住宅ローン選びについても、みんなと同じで右へならえ的に安易に金利を選ぶのではなく病気と同じくらい時間をかけて家計を診断しなければ家計も大きな誤診をしてしまいますよ。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦の考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。感染症予防対策のため面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)