静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローン破産する家計の特徴についてお伝えしますね。

「家の購入を検討していますが貯金があまりないです。でも、営業マンから頭金がなくても銀行が全額貸してくれるので大丈夫ですよ!と言われて。家賃がもったいないので家を建てようと思うのですが買っても大丈夫でしょうか?」

 

 

 

 

ときどきあるお問い合わせ。私「今、貯金はいくらありますか?」質問者さん「30万円ないくらいです。」私「最近、結婚式をしたばかりや車を買ったなどの大きい出費がありましたか?」

質問者さん「そういうのはないです。むしろ、軽自動車が今度4回目の車検なので買い替えないと。ハウスメーカーの営業マンが家を買うときに車の分も一緒に借りられると確か言っていたような・・・」

お問い合わせがあるとメールでいつも上記のようなやりとりをするのですがそのたびに私は、「家を買うのは危険すぎる!」と感じてしまうのです。

『今、もう家計がギリギリ』

 

 

 

 

あなたもなんとなくわかりますよね。家を買ってはいけない典型的な家計のタイプです。結婚式が終わって数年だけど貯金は100万円にも満たない。今後、マイホーム購入という大きな支出がやってくるのに貯金は増える見込みもなし。

貯金もない状況で住宅ローンがスタートしたら?家計は間違いなくやっていけません。マイホーム購入は賃貸とは違って維持費もかかるし最初の諸費用もたくさんかかります。

諸費用とは引っ越し費用、新生活の家具・家電費用、ローンの諸費用、火災・地震保険料、土地建物の登記費用、住宅取得に関わる税金費用等。土地から買う場合は不動産屋さんに支払う仲介手数料。合計で150~200万円ほど。

銀行によっては諸費用まで全部貸してくれますが・・・。全部借りたところで今後も貯金が増える見込みもない。

 

 

 

 

今、残っている車のローンも銀行によっては上乗せして貸してくれたりしますがあと何年かしか乗らない車のローンを今後35年間も払っていくなんて・・・。無駄以外の何ものでもないと思いませんか?

『最低限欲しい自己資金額はいくら?』

ずっと払い続ける無駄な車のローン等を払わないためにも、「自己資金から出す頭金はいくらあればいいのか?」になるわけですが目安としては土地と建物以外の諸費用分の現金があるのが理想ですね。

 

 

 

 

 

金額にすれば上述の約200万円。さらには不測の事態に備えられる1年分の生活費として100万円あれば安心。

 

 

 

 

合計で300万円の現金があれば最低限安心できるラインです。もちろん自己資金(預貯金)は多くあるに越したことありませんが300万円がひとつの目安といえるでしょう。

『ただし、貯金が少なくても良いケース』

「結婚式が終わったばかり・・・」「今、育休中でフルタイム復帰が間近・・・」「現金で車を買ったばかり・・・」というような状況で普段は貯金があるのに今はたまたま少額の状態。

普通に家計が回っていれば1年間で100万円近くは貯金できるのが確実なら自己資金が少なくても住宅ローンをスタートするのもアリです。

なぜなら、今後は貯金できることが計算できるのならお金を貯める間に1年支払う家賃、仮に月8万円なら100万円近い金額がムダになってしまいます。

100万円あるかないかで土地や建物にかけられるお金もかなり変わってくるのでどうせなら1年分の家賃の出費は避けたい。でも、今後も貯金ができる見込みなしで、「ただ家賃がもったいない」というだけで家を建ててしまったら?

 

 

 

 

購入後の家計はさらに厳しくなるのは目に見えています。

そもそも家計にムリがあったり見積もりも予算オーバーしている、さらには今だけ低い変動金利で上手くコントロールされた返済計画を見せられながら、「今の家賃と変わらない返済額でいけますよ!」なんて話に乗ってしまったら?

 

 

 

 

近い将来、ローン破産になること間違いなし。マイホーム購入後もお金は貯まらず車を買うにしてもその他の購入でもすべてがローンになってしまうので、

 

 

 

 

あっという間に借金に借金を重ねるローン地獄。毎日毎日、返済ばかりのストレスで苦しい家計。ローン返済中はもちろん老後まで経済的な負担がのしかかる人生。

ダブルトリプルローンに追われる生活では近い将来、「こんなことなら家なんて買わなきゃ良かった・・・」なんてことになりかねません。

 

 

 

 

もし、あなたが「なかなか貯金ができない・・・」というのであれば、

 

 

 

 

 

「なぜ、貯金ができないのか?」のまずは原因をしっかり探ること。原因がわかったら他のローンが一切ない状態で、

 

 

 

 

「貯金300万円貯められるにはどうしたらいいのか?」をよく考えてみてください。

いくら家が欲しいと思っても自己資金もないのに、「アパートが手狭だから」「ローンの金利が低いから」「家賃がもったいないから」という都合の良い解釈よりも貯金できない家計の体質を改善することの方が圧倒的に先決ですよ。

 

(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)

 

あなたは家を買うときに住宅展示場に行く、土地から探す、今の家賃を目安にするのはすべて間違い!というのを知っていましたか?正しい方法は7日間の無料メール講座でお伝えしています。