静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが家を買うタイミングを逃したときの選択についてお伝えしますね。

「アパートに住んで20年ちょっと。今まで払った家賃の総額は1,800万円以上。これならマイホームを買えば良かった…」先月ご相談があったSさん。ご夫婦とも私と同じ45歳です。

あなたは今、どんなところに住んでいますか?賃貸アパート?マンション?一戸建て?あなたがもし、賃貸物件に住んでいたら今までの家賃の総額はいくらか考えたことがありますか?

「仕事で静岡に就職して20年以上。転勤の可能性があったので、いつでも引越しができるように家を建てる気はなかったです。でも、気が付けばもう20年も経って、これだったら家を建てた方がいいんじゃないかと。でも、今からだと転勤よりも年齢とローンが心配で今さら踏み出せません…」

 

 

Sさんの不安な気持ちはとてもよくわかります。アパートに20年も住んで、1800万円以上の家賃を払ってしまったという後悔の気持ちもよく理解できます。

「これだったら家を建てられたね・・・」という気持ちもわかるし、「いつ転勤かわからないから賃貸でいい」と考えながら子育てに追われて過ぎてしまった時間も決して間違った選択ではありません。大事なのは、「今からでもマイホームを持ちたい!」というこれからの決断です。

『40代こそ無理をしない住宅購入』

30歳前後の人が家を買うとき、60歳が定年退職であれば残り30年前後の収入がありますよね。住宅ローンも35年設定でゆっくりいけます。でも、もし45歳のSさんが家を買うとすると、退職60歳まで15年しかありません。そうなると当然、30歳前後と比べると無理のない予算は限られるし、ローンの組み方も35年では組めないです。

Sさんが希望するエリアで土地から探して家を建てるとすると、最低でも3,500万円が必要。でも、3,500万円の家では完全に予算オーバーで家計が破たんしてしまいます。

中高生の子供さんの大学費用も今後かかるので、Sさんの年齢や家計の状況からみると2,500万円くらいが妥当な予算です。じゃどうすればいいのか?

『中古物件をオススメする3つの理由』

 

Sさんの妥当な予算&希望するエリアで家を持つとするなら中古物件が現実的です。理由は大きく三つ。

  • 物件価格が割安

新築と違って、「宣伝広告費」「販売会社の利益」が価格に上乗せされてないので割安になります。状態の良い中古物件に巡り合うには良い業者さんや建築士さんに出会う必要がありますが、残りの勤続年数や今後にかかる学費、転勤の可能性を考慮すると住居費も抑えた方が無難です。

  • 住宅ローンの負担が軽くなる

価格が安くなれば当然ローンも抑えられますよね。仮に2,500万円の中古物件で全期間固定の金利1.71%で30年返済で約9万円、25年返済で約10万円です。

  • 地域のコミュミティがわかる

これは意外に大きな安心ポイントです。例えば新築マンションの場合、どんな人が住んでいるか?は入居後じゃないとわからないですが、中古マンションなら購入前に何度か行けば住人の様子がわかりますよね。中古住宅も同様に、購入前に地域のコミュニティーや近隣住民の様子がわかります。

 

 

Sさんのように転勤の可能性がある人は、家を買うタイミングは難しいです。子供さんの進学先や就職先によっては、静岡で家を持たない方が賢明な場合も。退職直前の赴任地で終の棲家(ついのすみか)として家を買うのが最善の場合もあるでしょう。

また、もし家を買ってから転勤になり旦那さんが単身赴任する場合は、生活費が二重にかかることになります。その辺りの支出も考慮して、ローンも生活費も負担がない無理のない予算で購入を心がけてくださいね。

 

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