静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが令和元年で大きく変わるお金の話についてお伝えしますね。
元号が令和に変わって早3週間。4月から子どもの進学、奥さんの復職、旦那さんの部署移動や転勤、転職など新しい環境でスタートした家庭もあるのでは。あなたの家庭はどうですか?
『令和元年のお金の話』
今年は家計のお金も大きく変わります。
まずは消費税の増税。2%家計の負担が増えるのは痛いですよね。でも、子育て世帯には朗報があります。10月から3歳~5歳児の保育料が無料に。(※給食費、バス代、教材費など除く)保育料は払っている税金に比例しますが約3万円の保育料負担の世帯が多いですよね。その3万円が0円になるのは家計にとってものすごく大きいです!
『軽減税率もスタート』
10月から商品によって消費税率が変わります。家庭用の食品は消費税が8%のままでその他は10%になるというもの。
持ち帰りだと8%でイートインだと10%。持ち帰りの人が増えそうな感じですが、外食がもともと多くない人なら食費の増税負担分はそれほど影響ないかもですね。しかも増税後はキャッシュレス決済で増税分のポイント還元が期待できるし。楽天カードやスマホに、「paypay」を入れておけばその恩恵は受けられそうですね。(より現金を使わなくなるので使い過ぎには注意ですが)
『家づくりの隠れた目玉政策』
これから家を建てるという人は8%契約時よりも拡大される住まい給付金も見逃せません。
8%で契約時は年収510万円以下が上限で425万円以下は最大の30万円の給付でした。10%で契約になると年収775万円以下が上限で450万円以下は最大50万円の給付に拡大されます。50万円あれば家具や家電を買い替えできたりするのでかなり大きいですよね。
消費税増税直後はどちらかというと緩和策がありお得のことが多いですが、2年後には緩和策もほぼなくなって消費増税の負担増が多くなりそうです。
増税分の負担を補う政策として、住宅ローン減税も8%は期間が10年間でしたが10%後は13年間に拡大されます。(所得税や住民税の還付がある制度)ただ、13年間の住宅ローン減税は2020度末までに家が完成した場合のみに適用。お金のことだけ言えば今すぐ家づくりを焦る必要はありません。
ただ、土地から探す人の場合、希望の土地を見つけるにはある程度の時間がかかるのも事実。みんなが欲しがる土地はみんなが欲しい人気の土地。新しく人気の土地が出たら1日で売れてしまうこともありますね。もし、遅かれ早かれあなたが家が欲しいと思っているのなら良い土地に巡り合えるように少しでも早く家づくりがスタートできるといいでしょう。
あっ、でもその前にまずはあなたに無理のない購入予算を把握することをお忘れなく。