静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが住宅ローンのプレッシャーから逃れる方法についてお伝えしますね。
突然ですが、あなたに質問です。
- 怒りっぽくなる
- パチンコや飲みなどお金遣いが荒くなる
- 連絡がなかなか取れなくなる
- 暴力的になる
これらはある男性に共通する症状の一部。あなたはどんな男性のことを言っているのかわかりますか?答えはDV男(ドメスティックバイオレンス)ではありません。
正解は、「産後うつ」になる男性の症状。「マタニティブルー」という言葉は、一般的ですが、「産後うつ」になる男性のことを、「パタニティブルー」と呼ぶそうです。
「パタニティブルー」と呼ばれる産後うつは赤ちゃん誕生から生後6か月くらいまで続く男性の情緒不安定な状態のこと。
- 怒りっぽくなる
- チンコや飲みなどお金遣いが荒くなる
- 連絡がなかなか取れなくなる
- 暴力的になる
などの症状になる旦那さんがある一定数いるのだとか。ある調査によると赤ちゃんが生まれて3か月以内に旦那さんの16.7%が「産後うつ」になっていて、2014年の厚生労働省の調査によると「産後うつ」と思われる前述の症状を経験した男性は5割近くいるいうデータも上がっています。
『男性が「産後うつ」になる原因』
男性が「産後うつ」になる原因には大きく分けて3つあります。
1.生活スタイルの変化
家族に赤ちゃんが加わることで奥さんは赤ちゃんファーストになるため、夫婦の会話や夫婦生活が減って旦那さんのストレスや寂しさになる
2.責任感の増大
子供が生まれて家族を守っていく責任が重くなりそれがプレッシャーになる
3.仕事と育児の両立
今は男性も育児に参加するのが当たり前の時代。「育児を手伝わなくちゃ」と感じる一方で、今まで以上に仕事を頑張らなければいけないというのが大きなストレスに。
『住宅ローンのプレッシャーも』
日頃、私へのご相談は奥さんからが多く無理のない予算や将来の生活への不安など主にお金の相談内容。旦那さんからご相談の場合も同様ですが旦那さんの場合は、「住宅ローンのプレッシャーを感じている」人が多いように思いますね。
一般的な中小企業だと給与もボーナスも会社の業績に左右される。業績が悪くなれば給料もボーナスも下がるわけで将来に不安を感じてしまう。住宅ローンの金額についてもかなり慎重に考えている旦那さんが多いです。
ただ、そこまで考えられるのは素晴らしいこと。将来へのそんな不安も何も考えずにもし、身の丈以上のローンを組んでしまったら??給料やボーナスが減れば家計は苦しくなっていきますよね。減るということは会社の業績が良くない。
このまま会社の業績が上がらなければ給与やボーナスはさらに減っていく。会社の業績不振の状態がずっと続けばリストラされたり最悪は倒産の可能性もありますよね。仮に転職できたとしても今より多く給料をもらえる保証はありません。
『月に11万円を35年も返すの?』
静岡市内で土地から買って家を建てる場合、ある程度の希望を叶える家にするには3,300万円~3,500万円は下らないでしょう。
でも、土地や建物の希望を叶えようとすると500万またはそれ以上簡単に予算オーバーしてしまいます。貯金が1,000万円以上あったり親からまとまった資金援助があれば別ですが、そうでなければ500万円以上も予算オーバーした4,000万近い借入は1%を切る今の変動金利で組んでも毎月約11万円です。
変動金利なので毎月11万円の支払いは今だけ。将来金利が上がれば2~3万円は簡単に上がってしまう可能性があります。10年近く前だったら金利も今より高くローン審査も厳しかったので、「4,000万円はあなたの身の丈には合わないので借りられませんよ」と銀行が教えてくれた時代でした。
『今は誰も止めてくれない』
でも、今は違います。マイナス金利政策の実施後、住宅ローンの金利も低下して借りる側はラッキーですが、身の丈以上の金額を簡単に借りられてしまう時代。勤続年数も1年あって収入も人並みであればひと昔前では考えられないような借入がOK。
「あなたなら4,000万円でも全然OKです!なんならあと500万円いけますよ!」と借りられる限度までいってしまいます。
銀行にそう言われたらラッキーと思うかもですが、実際11万円の返済が始まり子供も増えて習い事や食費その他にお金がかかってくる。もしそのとき奥さんの収入が減ったら?今はバーゲンセール並みの変動金利が上がって12、13、14万円になったら?
これはもうプレッシャーどころか家計が耐えられません。
でも大丈夫。安心してください。住宅購入前であれば住宅ローンのプレッシャーは逃れられます。そのプレッシャーを最小限にするには、住宅購入前にあなた自身で家を建ててもお金が貯まる無理のない住宅ローン金額を決めることができるのです。
無理のない住宅ローン金額で借りれば給料やボーナスが減ったとしても、奥さんが働けなくなったとしても家計が破たんすることはありませんよ。