静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーがあなたのモラルは大丈夫?についてお伝えしますね。
「先日、新居が完成しました。立林さんに最初に相談したおかげで予算内に収めることができました!」
3年前にご相談があったKさんから先週メールが。当時のKさんの家計状況から、「今すぐ家は建てない方がいいですね」とアドバイス。Kさんの親族が住宅メーカー勤務で建築先は最初から決まっていましたが私のアドバイスを参考にお金を貯めてからマイホームを購入されました。
ものすごく嬉しい報告でしたね。今までご相談を受けたお客さんの動向はその後もずっと気になっていますが、わざわざ報告してくれる人は少ないですから。
『お客様は神様ではありません』
その昔、某大物演歌歌手が「お客様は神様です!」と発した有名な言葉。でも、30代前半とか20代の人は知らないですよね 笑 「演歌歌手はファンとの結びつきが強くて距離も近いから?」なのか、なぜお客様は神様発言をしたのか真意のほどはわかりませんが。
私は違うと思いますね。お客様は神様でも何でもなく売る側と買う側というのは基本的に対等です。良いものを提供することでお客さんは豊かになる。お互いがメリットを得る。だからこそ売る側は責任をもって良いものを提供しないといけないですね。
『あなたのモラルは大丈夫?』
一般的に住宅メーカーというのはお客さんからたくさんの断りを受けます。もし、あなたが2社と打ち合わせをしていたら?最終的には1社に断りを入れることになりますよね。
あなたは自分から先に断りの連絡を入れられますか?もし、できるのなら素晴らしい対応だと思います。でも、多くの場合、断る方の1社から連絡が来てはじめて、「すみません、他社に決めたので・・」というような断り方ではありませんか?
「断る予定の会社の営業がしつこくて・・」など不快感から外したのであれば事後報告でも仕方ないと思いますが、特にトラブルなく打ち合わせをしていて最終的に断るときには、自ら先に断りを入れるなどのモラルは必要だと思いますね。
『断りは電話やメールではなく・・・』
一般的には断りの連絡というのは電話やメールがほとんどです。一番簡単ですからね。でも、私がサポートしている人には、もし最終的に2社が競合して片方に断りを入れるときは菓子折り持参で直接挨拶にいくことを勧めています。
なぜなら自分たちのために今まで時間と労力をかけてもらったことに対する感謝の気持ちからです。電話やメールで断る方が簡単ですがしっかり顔を合わせて断りを入れる方が先方もちゃんと納得してくれますからね。
一般的には訪問までして断る必要はないかもしれません。でも、断るときこそ人としての礼儀は忘れたくないもの。お互い気持ち良い商談をするためにも人としてのモラルはとっても大切なことではないでしょうか。