静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅展示場アンケート記入のメリット・デメリットについてお伝えしますね。
「宜しければアンケートのご記入をお願いします!」住宅展示場のモデルハウスに行くと受付でアンケートの記入を勧められます。ハウスメーカーがお客さんにアンケートを記入してもらう目的は二つ。
一つ目は個人情報の取得。アンケートを記入してもらう最大の目的ですね。氏名、年齢、住所、連絡先、職業、年収、家族構成など家を売るために必要な情報をアンケートというハードルの低さで簡単に手に入れることができますね。
今すぐ家を建てる人じゃなくても電話やメール、訪問などで営業活動をしたりDMを送ったりと接点を持ち続けるため。
二つ目は家づくり計画内容の把握。目の前にいるお客さんが土地から探しているのか?建て替えなのか?など計画内容を一瞬で把握してスムーズな商談へ持ち込むためです。
アンケートを記入するという行為は当然メリット・デメリットがあります。今回は住宅展示場のアンケート記入のメリット・デメリットについてお伝えしますね。
『アンケート記入のメリット』
一番のメリットは時間や手間が省けることでしょうか。アンケートの項目に答えることで計画内容を簡単に伝えることができます。営業マンともスムーズに現時点の計画内容の話ができるでしょう。
また、今すぐ建てるわけじゃなくても最新情報やお得な情報など気になる住宅会社からの資料やDMを定期的に受け取ることが可能になりますね。
『アンケート記入のデメリット』
一方で最大のデメリットは「しつこい営業をかけられる可能性がある」ということです。営業マンからしつこく電話があったりアポなしで自宅まで訪問してくるようなことも多々ありますね。
マイホームを検討するのは小さいお子さんがいる世帯が多いので夜分にいきなりの訪問やしつこい電話は迷惑としかいいようがありません。
いきなりの訪問営業にストレスを感じないためにもアンケートの備考欄に「要件があればメールでお願いします。不要な営業電話や訪問はやめてください。」とはっきり記入することも大事ですね。
『アンケートを書かずに見学もアリ』
住宅展示場では一番最初に出会った営業マンが自動的に担当者になってしまいます。初めて会ったばかりでまだ何も話していない営業マンに個人情報を教えてしまうのは不安ではありませんか?
もし、私だったら、まだ建てるかどうかも未定なのにいきなり個人情報を教えるのはちょっと抵抗がありますね。
でも、モデルハウスはアンケートに記入しないと見学できないわけではありません。「将来的な計画で少し見に来ただけなのでどこに行っても書いていないんですけどいいですか?」と断れば大丈夫です。
ポイントはアンケートを断ったあとの営業マンの対応をよく観察すること。アンケートを断られたら普通の営業マンなら顔に出たりやる気が下がります。適当な受け答えをする営業マンもいますね。(私はアンケートを書かずに何回も経験済み)
でも、アンケートを断ったのにも関わらず丁寧にモデルハウスを案内してくれる営業マンもいます。イヤな顔をせず接客できる営業マンはお客さんとの出会いを大切に考えているので人としては信頼できるかもしれません。
正直、住宅展示場のモデルハウスに行くことはオススメしていませんが、あなたの家づくりの良いパートナーとしてデキる営業マンを探す方法、「アンケートを断ってみる」というのを試してみるのも面白いかもしれませんね。