静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローンを返せるかは奥さんの収入で決まる理由についてお伝えしますね。
「女性が輝く日本へ」というタイトルがトップページの首相官邸のホームページ。「待機児童の解消」「女性役員・管理職の増加」「職場復帰・再就職の支援」「子育て後の企業支援について」と女性が輝ける働き方の政策がHP上に掲げられています。
あなたの家計が住宅ローンを返していけるかどうかも女性が輝く働き方、「奥さんが何歳まで収入を得ることができるのか？」奥さんの働き方というのがものすごく大きく関わってくるんですよね。
『年収が上がっても家を買えるわけではない』
総務省の統計によると静岡県の平均年収は約459万円。年代別の平均年収は20代で約353万円、30代で約462万円、40代で約549万円となっています。
年代が上がれば平均年収も当然上がるわけですが仮にあなたが40代で世帯年収が549万円あったとしても土地からの注文住宅を建ててローンを完済するのはかなり厳しいかもしれません。
『住宅ローンを返せるかは奥さんの働き方で決まる』
結論から言ってしまうと家が買えるかどうか？住宅ローンを返せるかどうか？は奥さんの働き方で決まってしまいますね。
「家を買ったあとも奥さんが正社員で働くのか？」「退職後はパートでいつから働くのか？」「ずっと専業主婦なのか？」奥さんの働き方や収入によって家が買えるかどうか？や無理のない購入予算もまったく異なってくるんですよね。
『退職までが短ければ購入も返済も厳しくなる』
特に40代は20代30代と比べて退職までの勤続年数が短くなるので無理のない購入予算額も厳しくなってしまいます。
今までご相談を受けた経験からお子さんが2人とも私立の大学に進学予定とすると、土地からある程度の希望を満たす注文住宅を静岡市内で建てようとするなら40代では世帯年収で最低600万円以上はないと購入も返済もかなり厳しいと言えるでしょうね。
もちろん、その他支出の内容やお子さんの教育方針によっても変わるので絶対ではないですが。
『奥さんの働き方を決めずに家を買ってはいけない』
そうなると今後の奥さんの働き方、「奥さんが何歳までいくらの収入を得るのか？」というのが家を買えるかどうかローンを返していけるかどうかの超重要な要素なんですね。
なぜなら旦那さんが今の年収を上げたくても来年の年収を50万、100万アップするのは転職でもしない限り不可能ですよね。でも、奥さんの働き方によっては世帯年収を50万100万上げることは可能なわけです。
「子供が小学校に入るまでは一緒にいてあげたいから復帰はその後」「3歳からは保育園へ預けて仕事に復帰する」「うちは余裕がないから子供が生まれてもすぐ復帰する」など。
人によって考え方は様々なので奥さんがいつから働くのか？を購入前にしっかりと考えて返済シミュレーションをしておく必要がマストになるわけです。
『人は収入が減っても生活水準は落とせない』
今まで数多くの家計を見てきて確実に言えることは、「人は収入が減っても支出は簡単には減らせない」ということ。今までの生活水準を簡単には落とせないんですよね。
特に第1子の誕生をきっかけに家を建てる場合で今まで正社員で働いていた奥さんが仕事を辞める場合は収入がしばらくは０になりますよね。
今まであった収入が０になれば比例して支出も減るのが普通ですが、今までの支出グセが染み付いていていきなり支出が減ることはなくローン返済が始まってすぐに、「あれ？おかしいな？」という感じになり家計がピンチに陥る可能性が高いですね。
奥さんが本当は子供が幼稚園・保育園に入園後、小学校入学後に仕事復帰する予定だったけど家計が成り立たず早々に仕事復帰しないといけなった家計を今までたくさん見てきました。
なので家を買う前に奥さんの働き方についてはしっかりと考えて返済シミュレーションをしておくことをオススメしますね。自身で考えたりシミュレーションするのが難しければぜひ私までご相談くださいね。
老後までの家計の返済シミュレーションをしっかりとしないで家を買ってしまうのは危険すぎますよ。
