静岡住まいのマネープラン相談立林

静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが二世帯住宅の3つのお金のメリットについてお伝えしますね。

「単世帯か?二世帯か?」私がご相談を受けるのは単世帯で家を建てたい人が多いですが、「二世帯住宅を考えている」というご相談もときどきありますね。二世帯住宅を建てたい人の理由は様々。

東日本大震災後のある統計では、「家族のつながりを重視したい」という理由で二世帯にしたい人も増えているようですね。

『二世帯住宅のタイプ』

二世帯住宅と言っても造り方は様々。お風呂や洗面は一つでOKだけどお母さん専用の部屋とミニキッチンを作ってあげたい「プチ二世帯住宅」。お風呂は共有でOKだけどLDK、洗面、トイレ、リビングは2つに分けて造りたい「セミ二世帯住宅」。

お風呂もトイレもLDKも2つずつ。2つの家を造るイメージで同じ敷地内に同居する「完全二世帯住宅」などがあります。二世帯住宅にはお金の面で3つの大きなメリットがあります。

『二世帯住宅のお金のメリット』

  • 建築費の大幅削減

ご両親所有の土地に新しく二世帯を建てる場合には土地代がかからないので1,000万円前後の費用を減らすことが可能です。「本当は土地から探したいけど資金的に厳しい・・・」人には二世帯住宅のメリットはかなり大きいですよね。

  • 水道光熱費の削減と世帯収入アップ

家の大きさや形状によって左右されますが水道光熱費を単世帯が2軒より二世帯住宅の方が大きく減らすことが可能ですね。そして二世帯住宅にすることで奥さんの就業率にかなりの差が生まれます。

某大手不動産会社の統計によると単世帯に住む奥さんの就業率は平均で33%。対して二世帯住宅に住む奥さんの就業率は平均で53%に上がります。奥さんにとって仕事がしやすい環境と言えるでしょう。夫婦の世帯収入も上がり家計的にも大きなメリットになりますよね。

  • 相続税法改正によるメリット

2015年から「相続税法」が一部改正されました。簡単に言うと増税ですね。2014年までは2%以下しか課税されなかった税金が2015年の増税後は10人に1人は課税対象に変わりました。でも、二世帯住宅を建てることで節税効果が期待できます。

細かい要件は割愛しますが二世帯住宅を建てると相続時には土地の評価を80%も下げることができるんですね。例えば、1,000万円の価値がある土地に二世帯住宅を建てたら?税金対象となる土地評価額は80%減額の200万円に下げることができるんですね。

相続税額の計算方法は複雑なのと二世帯住宅の建て方にも条件がありますが節税効果が期待できるとザックリと覚えておくと良いでしょう。

ちなみに二世帯住宅で一番よく聞くデメリットは、「嫁、姑の問題」のようです。「嫁、姑問題」に関しては専門外なので発言は控えておきますね。

 

家をお得に建てる有効期限は来年の12月まで

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