静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが家計の見直しができない費用についてお伝えしますね。
あけましておめでとうございます。昨年もブログでは、「家づくりのお金のこと」はもちろん「優良な住宅会社の選び方」「失敗しない土地の探し方」などあなたにお役に立てる情報を発信してきました。
今年も今まで以上に役に立つ情報を発信していきますね。今年も宜しくお願いします。
『新年の目標は目的が先』
新年を迎えて今年は本格的に「家を建てたい!」「今年こそ貯金をしたい!」「家計も改善したい!」「今年こそダイエットしたい!」など何かしらの目標を立てた人も多いと思います。でも、目標だけ立ててもなかなか上手くいかないことありませんか?
よくある「ダイエットしたい!」という目標で言うと例えば「5キロダイエットする」が目標だとしてもほとんどは達成できないですよね。なぜなら5キロダイエットする明確な目的がないから。
なので達成するためのわかりやすい例で言うと「今年の秋に結婚式があるので憧れのウエディングを着るために絶対に5キロダイエットしたい!」というようなプライベートなどの目的を1番にしないと年始に立てた目標はなかなか達成ができないでしょう。
私も年末から新年にかけてプライベートの目的を叶えるための仕事の目標をいくつか書き出しました。今年の年末にはいくつ目標をクリアできているか今から楽しみで仕方ありません。
『家計改善をしたいあなたへ』
2019年もホームページやメルマガ、フェイスブック、インスタグラム、ご紹介などからたくさんのご相談を受けました。無理のない住宅購入予算のご相談はもちろん、住宅ローンの選び方や保険の見直しを含む家計の見直しなど。
家を買うときの家計のご相談は多岐に渡ります。そして家を買って35年の住宅ローン返済をしていくとなると皆さん少しでも「家計の無駄を省きたい、教育費や老後のお金も貯めていきたい!」と考えている人が多いですね。
「私たちと同じ年収の人だといくら貯金しているんですか?」なども聞かれたりしますが貯金できるできないの差は世帯年収の多い少ないはあまり関係ないですね。
ときどきFPの人が貯金できない家計の人に対して、「食費が多いので減らしましょう」「夫婦のお小遣いが多すぎです」「教育費がかかりすぎです」など指摘しているのを聞いたりします。
アドバイス通りに見直しできれば、「家計の無駄が省けます!」ということなのですが。確かに実行できれば貯金もできるだろうな~とは思いますが・・・。
『それができれば苦労しない』
「言うは易く行うは難し」ですよね。実際、初回面談中に「家計見直しのアドバイスをしてほしい」とお願いされることもときどきありますが基本お断りしているというか。
「簡単なアドバイスはできますが見直しができるかどうかはあなた次第です」と伝えていますね。私が「食費が多いのであと2万円減らしましょう」とか言うアドバイスは超簡単ですが実行するのは相談者さんなので実際のところは難しいでしょうね。
「お小遣いを減らす」にしても、「教育費を抑える」にしても同様。一般的なFPが言う「1万円支出を減らす=1万円貯金できる」簡単にはいかないですよね。今までの習慣付いた支出クセを変えるには相当な強い意志がないと実行できないでしょうね。
『家計を見直すなら固定費から』
ではどのように見直していくのがいいのか?見直すならやはり固定費からですね。例えば、水道光熱費、外食費を含む食費・ガソリン代、洗剤、ティッシュ等の消耗品などの支出は外的要因で変動しやすい費用ですよね。
変動費を節約しすぎるのはストレスだしそもそも生活が楽しくありませんよね。
対してネット回線、携帯電話等の通信費、生命保険料などの毎月の金額はほぼ変わらないので一度見直しができれば自動的に支出を減らせますよね。なので家計の見直しはまずは固定費から見直すことですね。
『見直しができない費用』
車の購入費用やマイホームの購入費用については一度購入してしまうと見直すのはなかなか難しいですね。「車のローンが厳しいから車を売って安い車に変えよう!」と行動する人はいないです。
マイホームも「今の返済が苦しいから今より安いところに移ろう!」と行動する人もいないですね。家は簡単に買い手がつかないし売れませんからね。仮に売れたとしても希望額より低くローンは残ってしまいますからね。
なので特にマイホームの購入費用については、「買ったあとに見直しする必要がないような計画」を買う前にしっかり立てることが最重要ですね。
新年を迎えた今、家計改善や見直しなどを始めるには最適なタイミングです。是非、あなたも2020年の目的のための目標を決めて挑戦してみてはどうでしょうか?