静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが契約後に高くなる見積もりのトラブルについてお伝えしますね。
「本日より3日間限り!12,290円が5,990円!」先日、母が通販商品を注文しようとしていました。結果的には購入しなかったのですが・・・。
実際は5,990円(税別)に代引き手数料や送料込みで総額は税込みで8,239円。母が言うには、「5,990円で買えると思ってたのに8,000円以上もするならもったいない」とのこと。
送料や代引き手数料がかかることはものすごく小さい文字で記載がありました。
『初めは安くて後で高くなる見積もり』
「初めは安くて後から高くなる」売り方というのは通販に限らずもちろん住宅業界にもある話。
「本体価格1280万円(税抜き)~」と広告やHPには書いてあるけど、「地盤改良工事」「外部給排水工事」「手続き代行料」「別途消費税」などは価格に含まれないので1280万円に確実に上乗せされることに。
さらには、キッチンをグレードアップする、家の間取りを希望通りにする、断熱性能を上げるなどのほとんどの人が追加するオプションには高い利益を乗せてできるだけ売るようになっていますからね。
初めは安くて後で高くなる会社で打ち合わせをしていくと当初1,280万円で買えると思っていたのに結果的には諸々込みの見積もりで、「総額で2,000万円!」となる可能性がほとんど。営業マンも明確な戦略で営業してきますからね。
『とりあえず契約をさせる会社は外すこと』
住宅会社を決めるときに住宅会社がどのような売り方、儲けの仕組みなのか?を理解するのはとても重要。当たり前の話ですが重要なのは「基本の本体価格がいくらなのか?」ではなく「諸経費含めて総額でいくらなのか?」ですよね。
なので契約前だったら総額を見て「結構高いなら他の会社にしよう」とすることができるでしょう。
でも、「とりあえず契約をさせて契約後に色々とオプションを提案していこう!」としている住宅会社もあるので目先の安さだけにお得感を感じて先に契約してしまうのは注意が必要ですね。
よくあるあるですが、「契約後に見積りがすごく高くなった!」というトラブル相談がものすごく多いです。でも、契約をした後だと数百万円~何百万円の違約金を払わない限りは契約を解除するのは難しいです。
実際、値引きなどのお得感に惑わされて契約。契約後にオプションの追加で見積りが大幅にアップして後悔してしまう人が後をたちません。初めは安くて契約後に見積もりが高くなっていく会社には特に注意しなければいけませんよ。