静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが無料相談のFPをオススメしない理由についてお伝えしますね。
「ライフプラン」とは将来の生活設計のこと。「人生で想定される大きなイベントを考えてお金が必要になるタイミングや金額を把握して計画を立てること」を指します。
最近はハウスメーカーや工務店でも外部のFPと提携してライフプランを取り入れているところが多い。なので、「ライフプランはやった方がいいのか?」と聞かれれば答えはイエスです。ただ・・・。
『営業マンはライフプランに興味はない』
住宅会社や不動産会社の営業マンはマイホーム購入後のあなたの生活には興味はありません。なぜなら、契約さえしてくれれば自分の成績になるので。
もし、営業マンが、「購入後の事や家を買っても大丈夫なのか?」と心配してライフプランを勧めてくれるのであればあなたのことを考えてくれていと言っていいでしょう。けれども・・・。
『心配しているフリの場合も』
一見、あなたのことを考えてくれているようでも気をつけなければいけないこと。営業マンが、「今のままだと予算が足りないからFPにライフプランをしてもらって予算をアップさせる」というケースです。
お客さんのことを考えているフリをして営業マンにとって都合の良い状態にさせること。そもそも、予算を上げていいかどうかはライフプラン次第です。
私も予算診断時に今の計画より予算を上げてもいいかは伝えることもありますが実際に予算を上げて建築するかどうかの判断はお客さんが決めること。私が無理に予算を上げさせることはありません。
「もし気に入っている会社でどうしても建てたいなら予算を上げないと難しいですね」と例外的に伝えることはありますが。もし、本当に建てたければお客さん自身が予算を上げるしムリなら諦めますからね。
つまり、第三者の立場のFPが無理やり予算を上げさせるのは絶対ダメなのです。ぶっちゃけ住宅会社と組んでいる時点で第三者(中立)のFPではないですが。住宅会社と提携しているFPはほとんどが生命保険の営業マンか保険代理店。
無料のライフプランというのはそんなもんです。というか無料相談だから仕方がないかもしれません。では無料でライフプランをやってくれるということは彼らの収入はどこから発生するのでしょうか?
答えはライフプランを行った相手に対しての保険販売。保険の契約を取らないとタダ働きですからね。「住宅会社はライフプランで予算を上げてもらえるし資金計画もまとまって契約になる」「保険営業マンは保険契約が取れる」
お互いにとってwin-winの関係なんですね。なのでFPに相談するといっても無料相談の保険営業マンではなく有料相談の方が間違いなく良いですね。無料相談の先には必ず保険契約が付いてくる。
結果的に不必要な保険に加入してしまう人がものすごく多い。もし、あなたが住宅営業マンからライフプランを提案されたら、「無料相談の保険営業マンなのか?」「有料相談の独立したFPなのか?」をちゃんと聞いてみましょう。
無料相談の場合はあなたにとってではなく住宅会社にとってメリットのある相談結果になることでしょう。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため、現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)