静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが教育費を貯めるより先にやることについてお伝えしますね。
「結婚したから」「子どもが生まれたから」「子どもが小学校に入る前に」「ローンを組むのに年齢的にギリだから」家を建てるタイミングは人それぞれ。
マイホームを持ちたい気持ちはみんな同じですが建てるタイミングは違いますよね。
『あなたのタイミングはいつ?』
今まで数百世帯の住宅購入のご相談を受けていますが一番多いのは第一子出産後のタイミング。初回面談のヒアリングでは、「お子さんは何人欲しいですか?」から始まります。
次の質問は、「お子さんにどのような教育を受けさせたいですか?」ずいぶん先のことなのでなかなか想像もできないでしょう。
『教育費を貯めるより前にやること』
教育費にも色々ありますが教育費を貯めるという意味では一番お金がかかる大学費用。大学費用を貯めるためにはまずはあなたの今後の家計を知らなければいけません。例えば、
- 家を建てるのに使えるお金
- 住宅ローンを組んで良い金額
- 今の仕事をずっと続けるのか?
- 今後のクルマなどの買い替え費用や維持費
- 家族旅行や趣味に使えるお金
など。教育費も住宅ローン同様に家計を圧迫せずに計画的に貯めていくことが大切なんですね。
『幼児教育・保育料が無償化』
2019年10月から幼児教育・保育の無償化が始まっています。3才になった次年度の4月から3年間が無償化になるので家計の負担がかなり減りますね。(幼稚園は満3歳から)
無償化でかからなくなった保育料を自由に使ってしまうか無償化だけど保育費がかかっているものとして教育資金の貯金に回すかどうかで3年間で約92万円も差が出てしまうんです。
『児童手当を貯めると大きな入学準備金』
子供が生まれてから中学卒業まで所得や子供の人数でも違いますが1人約200万円の児童手当が支給されます。自動的に入ってくるお金は意識しないと生活費で自然と消えてしまいがち。
でも、大学費用がいくら必要か?が今からわかっていれば児童手当も使ってしまうことなく教育費の大きな財源になります。
『子供が生まれたら学資保険』
教育費を貯めるには子どもが生まれたら学資保険が当たり前になっています。支払った総額より戻ってくる額はわずかに増えますが家計に無理のない範囲で学資保険をかけるのなら教育資金を貯めるひとつの財源でしょう。
1万円で18年間を積立したら216万円。今までを合わせると約508万円で子どもが18才を迎えた頃にはコツコツ貯めてきた頑張りが報われるときです。
『家を建てる前こそ家計を知るチャンス』
家を建てるときに家にかけるお金やローンのことしか見えていないと結果的に大きく予算オーバーしてしまってその家づくりは失敗になる可能性大。
今後想定されるあらゆる支出に加えて、「将来の大学費用がいくら必要なのか?」を知って、「大学費用をどうやって捻出するか?」を家づくりと同時に考えていく。
計画的に意識的に教育費を貯められるばかりでなくさらには老後の資金まで考えていくことが可能。子供が生まれる前に家を建てることは早い時点で人生の資金計画を立てるきっかけにもなるチャンス!
だからこそ今のあなたの家計状況から将来のあなたの家計を予測しておくシミュレーションを家を建てる前のできるだけ早い時点でしておかないと絶対にダメですよ。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)