静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが優良な住宅会社見極め5つのポイントについてお伝えしますね。
先月、住宅購入サポート中のお客さん3組の地鎮祭がありました。1組は奥さまの実家の建て替え、2組は土地からの注文住宅。建築先は3組とも地元工務店を選択。
土地探しでは気になる土地をライバルに先を越されることもありましたが焦らず地道な土地探しをしながら建築先も十分に納得してから建築請負契約ができました。今から9月頃の完成が楽しみで仕方がありません!
『家づくり成功の秘訣』
今回のお客さん3組とも共通して言えることはとにかく勉強熱心だったこと。気になる会社があればホームページをじっくり見たり資料請求をして会社の特徴を把握。完成見学会の開催があれば何度でも積極的に参加。
断熱や工法、住宅性能に関してわからないことも積極的に質問。モデルハウスという見せるための家は参考程度で実際に住む人の等身大の家をたくさん見ることで自分たちの家のイメージにも活かすことができたと思いますね。
また、家づくりというのはとにかく決断の連続。ひとつひとつの決断もその都度夫婦でよく話し合って後悔のない選択や決断ができたのもすごく大きいですね。
予算が限られている以上は家づくりで100%満足するのはとても難しいのですが、家づくり成功のためにはその都度しっかり夫婦で話し合う。話し合って決断をしていけば後悔や失敗ポイントは限りなく少なくなりますから。
『良い住宅会社見極め5つのポイント』
住宅会社といっても経営スタンスは様々。ハウスメーカーのような「売上重視」の企業もあれば、「毎年、着工棟数を伸ばしている勢いのある会社」「目の届く範囲で丁寧に仕事をしたい」と年間受注棟数をあえて制限している会社など。
ただ、間違いなく言えるのは評判が良いと言われる会社にはいくつかの共通点があるのも事実。では実際に、「信頼できる建築先を見つけるにはどうすれば良いのか?」
今回は、「良い住宅会社見極め5つのポイント」についてお伝えしますね。
- 対応が速いか?
「建築先選びは人選び」と私はよくお伝えするのですが対応の速さというのはかなりのポイント。最初の返信メールが遅いと、「今後もこのような対応なのかな?」と不安になるもの。
実際の打ち合わせでも質問に対して回答が遅かったり気の利いた提案が何もなかったら?その会社にすべてを任せることはできないでしょう。
- どんな住宅が得意か?
「自由設計だからどんな家でも建てられます!」注文住宅を建てられる会社ならこのように答えるでしょう。でも、果たして本当にそうでしょうか?実際、会社によって得意・不得意の分野が必ずあります。
純和風の家が得意な会社にスッキリしたオシャレなデザインの家をお願いするのはかなり無理がありますよね。ホームページ等に掲載されている施工例をみればその会社の得意・不得意はすぐわかります。
その得意分野を最大限に発揮してもらうためにも自分たちが建てたいイメージに近い建築先を間違えてはいけません。
- 家づくりが好きな集団か?
社長、営業、設計、インテリアコーディネーター、現場監督などの誰もが家づくりが好きかどうか?
かなりの重要ポイント。担当者と数ヶ月接しただけではとても見抜けないです。本当に家づくりが好きな人は、「それはやめた方がいいです」「自分だったらこうします」など自分の家を建てる気持ちで真剣に取り組んでくれるもの。
限られた予算内で満足度の高い家を造るにはときには自分たちの好みに反する意見を言ってくれる人の方が信用が出来て打ち合わせも充実するし結果的に満足度の高い家が建てられるようになりますからね。
- 現場が整理整頓されているか?
「いつ見に行っても現場がキレイ!」「職人さんが気持ちよく挨拶してくれる!」「作業後の掃除が行き届いている!」というのはしっかり教育されている証拠。なのでその会社は信用できますね。
整理整頓、挨拶、掃除道具を丁寧に扱うなど。いい仕事をするための基本条件ですね。
- 後継者がいるか?
住宅業界に限らずですが住宅業界の経営者、大工さんや職人さん不足は特に深刻な問題。大手や老舗の住宅会社でも倒産や廃業に追い込まれる可能性はないとは言えません。
建てて終わりではなく建てたあとのメンテナンスも施工してもらった会社にしっかりと頼んだ方が安心できますからね。後継者がいるかどうか?も大きなポイントですね。
実はまだまだ他にも見極めるポイントはたくさんあるのですが・・・。良い住宅会社見極め5つのポイントについてお伝えしました。
次回は、逆に、「要注意の住宅会社!」というポイントをお伝えしようと思います。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)