静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが要注意の住宅会社5つのポイントについてお伝えしますね。
前回は、「良い住宅会社見極め5つのポイント」についてお伝えしました。「対応が速いか?」「どんな住宅が得意か?」「家づくりが好きな集団か?」「現場が整理整頓されているか?」「後継者がいるか?」前回の記事はこちら
今回は逆に、「要注意の住宅会社5つのポイント」についてお伝えしますね。
- 数百万円の値引きを簡単にする
ブログでは何度もお伝えしていますが、「今日契約していただけたら300万円値引きします!」などと大幅な値引きを簡単にする会社は要注意ですね。
ハウスメーカーが値引きする目的は、「お客さんの購買意欲を高めるため」「お得感を出して契約をとるため」という以外にありません。家を造るというより売るという目的の会社。
もし、利益を削ってでも本当に値引きが可能な額は30万円、50万円などの100万円未満の金額。毎回、数百万円もの値引きを本当にしていたら会社は潰れます。
なので大幅な値引き提示は最初から値引き金額分を見積もりに上乗せしているだけのパフォーマンスに過ぎない。お客さん目線で建てている会社ほど値引きはほとんどしませんよ。
- 対応が適当すぎる営業マン
「引渡し後からが本当のお付き合いの始まりです!」というお決まりのトークを信用してはいけません。利益を追求している以上既存客より新規客を優先しますからね。既存客の対応が遅すぎる会社は注意ですね。
あとはよくあるのが契約までは熱心にやってくれるけど契約後は対応が大きく変わってしまう営業マン。契約するまでが仕事になってしまっているパターンです。あまりにも契約を急がせる営業マンや会社は候補から外しましょう。
・議事録を書いてくれない
家づくりの一番多いトラブルが「言った」「言わない」の水掛け論。ひどくなると裁判沙汰までいってしまう事例もあります。トラブルを防ぐためにも毎回の打ち合わせが終わるたびに「議事録」を書くなど。
何らかの形で打ち合わせの記録を残しておくのは必須ですね。建て主さんの方から言わないと議事録を書いてくれない面倒くさがるような会社は絶対にオススメしません。
・見積もりが大雑把すぎる
見積りの書き方にも会社の特徴が出ます。一つ一つの明細を丁寧に記載してある会社もあれば、「一式〇〇円」という項目ばかりの大雑把すぎる会社もあります。見積りは丁寧でわかりやすい会社に越したことはないですね。
・SNSの写真がキレイすぎる
コレは最近個人的に感じていてインスタなどのフォロワー数が異常に多い会社は要注意。SNSでキレイな住宅写真の投稿に力を注ぎすぎている会社のこと。なぜなら、「写真と実物は少なからず違うから」。
例えば、あなたが自分の写真をSNSにアップするとき。スマホで撮った写真をそのままアップしませんよね。アプリで美白加工したり。
場合によっては目や鼻、フェイスラインを多少修正したりとよりキレイにまたはイケメンに見える工夫をするのは当たり前ですよね。また、撮った写真が、「奇跡の一枚!」みたいな実物と差がありすぎる人も実際いますからね。
というような感じで、「奇跡の一枚!」は住宅の写真も同様。住宅雑誌やHP、インスタ等のSNSにはキレイで素敵な家の写真がたくさん掲載されています。
すごくキレイで素敵な家ばかりで写真だけでは各社ともあまり差がないように見えませんか?でも・・・。写真だけで判断した場合で、「実物を見ると全然違う!」ということがよくあるんですね。
『写真に騙されてはいけない』
住宅会社にとって雑誌やSNSに載せる家の写真は、「問い合わせが来るか来ないか?」「モデルハウスに来場してもらえるか?」「家が売れるか?」を左右する超重要な要素。お金を払ってプロに撮影してもらう会社がほとんどです。
素人が撮影するのとはテクニックも違うしカメラの後ろに立っているのに、「そこ写っているので下がって!」と言われるくらい広角レンズだったりします。なので実物よりもキレイで素敵に広く見えたりするんですね。
『写真ではいくらでもごまかせる』
さらには写真がキレイすぎて一番やっかいなのは施工の悪さが目立つような壁紙の継ぎ目や仕上がりで傷をつけてしまった部分などは「ササッ!」と撮影後に簡単に修正できてしまうこと。その結果・・・。
「開放的なリビングだと思っていた空間が実物は狭かった・・」「キレイな施工をしている会社だと思っていたのに実物はすぐわかるような粗がいっぱいだった・・」など。「写真と実物が全然違う」ことはよくあることなんですね。
今の時代、SNSを使ってキレイな写真を投稿することでお客さんの興味を引いて問い合わせにつなげるのは当たり前のこと。でも逆に言うと、「実物の家に自信がないからSNSに力を入れているのでは?」とも取れます。
本当に良い家を造っている会社は良い家を造るというスタンスを大事にしていて社長や社員がブログなどで完成までの現場の様子を頻繁に更新していたり。SNSに完成形だけをキレイに素敵に見せるだけの投稿はあまりしないですね。
以上、「要注意の住宅会社5つのポイント」についてお伝えしました。
上述の続きになりますが家というのは立体的なもの。写真では伝わらない空気感、香り、光の入り方、風の流れ、素材の手触り、家事動線など。家に入ってみて始めてわかるものがたくさんあります。
色々な家を見ることで自分の目も肥えてきて、「コレはいるいらない」という取捨選択ができるようになりますから。
だからこそ見せるためのモデルハウス見学ではなく等身大の家である完成見学会に行って、見て、触って、体感することが何より大事なのです。でないと一生に一度の家づくりを後悔することになってしまいますよ。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)
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