静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡市のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローン返済は奥さまの収入次第についてお伝えしますね。

「子どもが生まれてアパートが手狭になったので・・・」マイホーム購入を検討する理由の第1位。タイミング的には第1子誕生前後から3歳くらいまでが一番多いですね。

確かにタイミングとしては家を建てようかなと思う絶好のタイミングですよね。でも、一点大きく注意してほしいことが・・・。

『奥さまの収入はある?ない?』

奥さまの収入についてです。特に第1子の誕生前後に家を建てる場合で今まで働いていた奥さまが仕事を辞めた場合は大きな収入減ですよね。今まで共働きで賃貸住まいの生活は余裕だったのが奥さまが仕事を辞めると収入がゼロになってしまいます。

さらには収入があった今までの支出体質は収入がゼロになったとしても支出をいきなり減らしたり節約することはかなり難しいでしょう。

住宅ローン返済が始まってやっと、「あれっ?なんかおかしいな?」と感じるようになり当初の予定よりもかなり前倒しで奥さまが再就職先を探すことになりかねません。育児より収入を優先しないと家計が成り立っていかないからです。

でも、保育園の問題や求人のタイミング等フルタイムで仕事を見つけるのはなかなか難しいですよね。「せっかく憧れのマイホームを手に入れたのに家計が一気に苦しくなってしまった!」ということになってしまいます。

『旦那さんの収入だけでやっていける?』

土地と建物で3,000万円以上の住宅ローンを組んで子ども2人を大学まで送り出すにはご夫婦の年齢によっても違いますが正直無理なく家計のやりくりをしていくには世帯年収600万円は欲しいところ。あなたの家計はどうですか?

つまり、旦那さんだけで600万円の年収があれば最悪、奥さまの収入がなくても、また、パート勤務までにしばらく時間がかかったとしても何とかなる確率が高いでしょう。

逆に言うと旦那さんの年収だけで600万円未満の場合は足りない分を奥さまの収入ですぐ補うかマイカー購入や旅行費用などの支出をガマンしながら毎月の生活費も節約していくしか方法はありません。でも、静岡で旦那さんだけで年収600万円ある家計は少ないですよね。

『購入計画は慎重に』

以上のようなことから奥さまが育児休暇後にフルタイム復帰する場合は特に問題ないですが、一度仕事をやめる場合は家づくりの計画を慎重にした方が良いですね。

今の住まいが手狭になり少しでも早く、広くてキレイな家に移りたい。その気持ちはとってもよくわかります。でも、共働き収入に慣れた状態のままで家を買ってしまうと購入後の家計のギャップに大きく苦しんでしまうことに。

お子さんが生まれたタイミングだと家計のことより家を買いたい気持ちがなぜか勝ってしまいます。

お子さんが生まれるときだからこそ今後の生活費はもちろん、教育費、マイカー等の購入費用将来までのあらゆる支出を考慮して一度しっかりと家計を見直す、家計の立ち位置をしっかり把握する良いタイミングなのです。

住宅営業マンは家を買おうと思っているあなたに、「購入計画は慎重になったほうがいいです」とは絶対に言ってくれません。「家を買いたいタイミング」と「家を買っても良いタイミング」は必ずしも一致するわけじゃありませんよ。

 

(マイホーム購入のご相談はご夫婦の考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)

 

私がなぜこの仕事をしているのか?