静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローンで老後負担を軽くする方法についてお伝えしますね。

ちょっと前ですがほぼ同じ条件を持つ女性の相談が続けてありました。年齢は40代後半、職業は公務員、年収は約750万円。定年まで勤めれば退職金は低く見積っても2000万円。なんともまあ、うらやましい限りです

1つだけ違うのが今の貯金額。その差は約1,800万円。年齢も職業も年収も同じなのに…。お金の使い方は人それぞれまったく違うもの。

今の家計と定年までの勤続年数を考慮して私が算出した適正な住宅購入予算は約2,500万円。あとは家計の見直しと老後の生活レベルを考慮しながら今の貯金をいくら使うかで住宅購入予算額は大きく変わってきます。

今後、結婚の可能性は低いということで老後の長生きのリスクはすべて自助努力。女性の今の平均寿命は約88歳。

なので最低90歳までは生活できるような人生の資金計画を家を建てる前にしっかりとプランニングしなければいけません。

「希望する家になるようにお金はかけたいけど老後のことを思うと貯金はあまり減らしたくない…」という共通するお悩みでした。

『小さいと狭いは違う』

2人とも住宅購入に対する考え方はいたって堅実。退職まで働ける期間も短いので家にかけたい予算もかなり抑えめ。希望の間取りはどちらも1LDK。

間取りだけを聞くと、「えー、狭くない??」と感じるかもしれません。でも、ひとりで住むには十分な広さ。小さい家にはなるけど狭い家ではありません。

家を必要以上に大きく広くしないことで20年30年後も体に負担が少ない暮らしができるのは間違いないです。

『広さよりも大切なこと』

あなたが今30代40代なら60代70代になったときの生活はまだイメージが湧かないはず。でも、もし、老後を迎えて体の機能が衰え始めたら…。家の中でも様々な負担や不便を感じるようになるでしょう。

「子どもが巣立ってから家の広さが無駄と感じるようになった。何より掃除が面倒で大変…」「膝が痛いので階段の上り下りが辛くて2階に行く頻度が減った…」

「玄関までの移動に時間が掛かるのでインターホンが鳴ると気が急いで転びそうになったことがある…」など。

今は使い勝手が良いと思って建てた家でも老後は不自由が出てくるかもしれない。そのときお金に余裕があれば減築や住み替えも可能ですが…。

でも、ほとんどの人は住宅ローン返済で手いっぱいです。広さの悩みを解決するのは難しい。だからこそ家を建てるときには「本当にこれだけの広さが必要なのか?」という視点が重要になってくるのです。

『老後まで重い荷物を背負わない』

マイホーム購入する人のほとんどは、「子どもが生まれて手狭になったから…」という理由によるもの。「マイホームは広い家が欲しい!」と思うのはごく自然なこと。

「新築するなら広いリビングが欲しい!」と思うのも当然だと思います。でも、広さを追求すればするほど、「建築費が上がる」「税金、光熱費、修繕費が増える」「家事動線、生活動線、掃除の手間が増える」

また、「子どもが部屋にこもってしまう」「家族それぞれに時間を過ごす場所が増えてコミュニケーションが減る」などのデメリットも。

自分にとって家族にとって最適な広さの間取りを考えるのは難しいですよね。でも、あなたが年を重ねても暮らしやすい家の広さを…。今しっかりと考えながら間取りを考えることも大切ではないでしょうか?

あなたが広さよりも暮らしやすい家にすることで。体のストレスも心のストレスも軽減することができます。

結果的に住宅ローンという重い荷物を、お金のストレスを老後までわざわざ背負う必要はないのですから。