
静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが物価高のあと住宅ローン金利上昇始まるについてお伝えしますね。

「終わってる。旦那が家のローンを滞納してた。7ヶ月も。今更になって、月々の支払いきついとか言い出した。え?家買う前からわかってましたけど?わかってなかったのあなただけですよ?どう考えても支払いキツくなるの目に見えてたし。相談もなくローンの支払い金額決めたのあなたですよ??」
スレッズから流れてきた悲痛な叫び。奥さまは数か月前から別居中で夫婦関係はすでに破たん状態。住宅ローンが生活の主役で家を買ったのではなく住宅ローンに飼われた状態。

最近の物価高に追い打ちをかけるように4月には住宅ローンの変動金利が間違いなく上昇します。今、住宅ローン返済中の人、または今から住宅ローンを借り始める人など。あなたの家計は今後大丈夫でしょうか?
『円安はまだまだ終わらない』

「物価高が家計を直撃していて一度、家計を見直したいです。住宅ローンの借り換えや家計見直しのご相談はできますか??」去年の夏頃から急に増えた問い合わせ。
「家を建てる・住宅購入のご相談」が私の主な相談。今、住宅ローンを返済中の方からの問い合わせは今までにはなかったこと。

「生活費が上がり続けるペースに給料が追いつかない…」「物価高が家計を圧迫している…」「気づいたら手取りが減っている感じがする…」など。
物価高の影響が家庭にかなりのダメージを与えているのを本当に実感しています。個人的には今年は円安がさらに進むのでは?と思っていて。もはや日本はインフレと物価上昇を前提とした暮らしが必要な時代。

「食品、日用品、光熱費などの物価は上がってるのに給料は増えない…」という悪いインフレ。家計をいくら節約しても暮らしは豊かにならない。
あまり知られていませんが日本は先進国で一番インフレ率が高い国で3%。「家計の節約だけで乗り切れる時代はもう終わってしまった!」と言わざるを得ません。
『無意味な物価高対策』

ある調査によると「物価高の影響で約4割の世帯が貯金を取り崩すなど生活に支障が出ている…」とのこと。「旅行、レジャー費、外食を控える」「お小遣いや交際費などの生活に必須ではない支出を減らす」など。
本来やってはいけない暮らしの楽しい部分をガマンしてしまったら?ストレスでしかない。お金のストレスは夫婦関係にも影響を及ぼします。

政府は物価高対策として消費税減税などを掲げていますが。ほとんど効果は期待できない。なぜなら、円安、社会保険料の上昇など。家計の支出が減らない要因が解消されていないから。いや、政府は解消するつもりがないのです。
「年収の壁引き上げにより収入を増やす」「食料品の消費税を見直す」などの政策は国民のためではありません。消費をより促してインフレを押し上げるため。

詳細は長くなるので割愛しますが。「国の借金の価値を下げること」が政府の本当の狙いであるのをあなたは知っていますか?円安が続けば続くほどドルベースでは「借金がどんどん減っていく」から政府には好都合なだけ。
『家計改善のポイント』

「家計の支出を見直す」といっても手当たり次第に生活費を節約してはいけません。自分にとって家族にとって「価値がある支出かどうか?幸せになる支出かどうか?」で節約するものとそうでないものに分類することが大切。

「価値がある支出かどうか?幸せになる支出かどうか?」を見分けるには?「消費」「浪費」「投資」の3種類に支出を分けることです。基本的にお金の使い方はこの3種類しかありません。
「消費」とは家賃・住宅ローン・食費・光熱費・生活用品・お小遣いなど。暮らしていく中で必要なお金。「浪費」とはムダ使い・衝動買いなど。よく考えたら不必要なお金。
「投資」とはお金を増やす・資格の勉強・ジムで体を鍛えるなど。自分自身への投資もOK。お小遣い・外食などは「消費」になるので必要以上に削ってはダメ。
外食費が外食のたびに予算オーバーは「浪費」ですが、3~4回に1回オーバーするなら?家族が幸せになるお金なので「浪費」でもOK。

また、食費も住宅ローンも一般的には「消費」ですが。使いすぎていれば?借りすぎていれば?「浪費」になってしまう。食費は見直しさえできれば?「消費」に戻れますが。借りすぎの住宅ローンは一生、「浪費」のまま。
つまり、食費も家庭によって「消費」の家計もあれば「浪費」の家計もあるということ。まずはあなたの家計の項目がお金の使い方3種類のどれに当てはまるのか?をしっかり洗い出すことが重要ポイント。
『変動?固定?に正解はない』

昨年12月に日銀が政策金利を引き上げた影響で一部のネット銀行で2月から新規借入れの変動金利が上昇。ネット銀行から上がって来月以降は他行へと広がる流れ。(変動金利・固定金利の説明は割愛)

「変動と固定だったらどちらがいいですか?」毎日のように聞かれる質問。でも、私には答えようがありません。損得で答えを出したいなら?住宅ローンを完済したときに初めてわかるからです。

「どちらがいいか?」ではなく正しくは「どちらが私たちに適しているか?」という視点。「夫婦の性格・リスクに対する考え方・今後の給料の上昇度合い・奥さまの働き方・教育に対する考え方」など。
見分けるポイントはたくさんあります。昨年まで直近20年弱続いた超低金利。結果だけ見れば金利の低い変動金利を借りた人が得してるように見えるけど?固定金利だって十分低かったのです。
物価高に追い打ちをかけるように変動金利は去年から徐々に上がり始めて。変動金利返済中の人は遅かれ早かれ時期が来たら?月々の返済額が上がります。
でも、固定金利を選んだ人は物価高であろうが月々の返済は最後まで不変。住宅ローンに関してまったくストレスを感じなくていいわけです。

つまり、「どちらが得?損?」という視点は当てはまらない。物価高の影響で家計が苦しくなるのには?様々な理由が考えられますが。

「月々の返済が5,000円、10,000円上がった!」など。金利の変動が主な理由ではありません。むしろ、5,000円10,000円で家計に影響が出るなら?そもそも住宅ローンを借りてはいけない。買ってはいけない家計。

家計が苦しくなるのは「最初から返済計画に無理があるケース・問題があるケース」いわゆる「住宅ローンの借りすぎ」が最大の問題。
『住宅ローンは自己責任』

「住宅会社の営業マンに大丈夫と言われたから..」「ハウスメーカー提携のFPにOKと言われたから..」残念ながらそのような言い訳は通用しません。
銀行も含めてですが月々の返済が安く見える変動金利でそりゃ返済計画を出しますよ。住宅営業マンや銀行は借り手の生活に興味はないですからね。住宅ローンさえ通ればOK。
残念ながらハウスメーカー提携のFPも味方ではない。「1円でも高い家を売りたい」住宅営業マンのためのツールに過ぎません。

今から住宅ローンを借りる人、すでに返済中の人、借り換えをしようとしている人では考えも見え方もまったく違います。世の中に溢れる膨大な情報を都合よく受け取って判断してはいけません。
なぜなら、人それぞれに合う情報・選択は異なるから。 誰も未来のことは予想できない。 住宅ローンを借りすぎたと気づいても?誰も責任をとってくれません。 必ず自分で判断して決めるしかありません。
某大手不動産会社が10年以内に住宅を購入し住宅ローンを利用中の1,099名を対象に『住宅ローンに関する意識調査』を実施しました。

「後悔していることはありますか?」に対して「借入額を減らせば良かった」が第1位。次に「住宅ローンを払いきれるか?」の問いに対しては購入者の69.9%が不安を抱いているとのこと。

家計の節約や見直し含め未来のライフプランに対して。住宅ローンの今後の金利上昇(変動金利を選ぶなら?)に対して。あなたはどのようなリスク対策を考えていますか?まさか、何も考えてないなんてことはありませんよね?

家賃は住居費。でも、住宅ローンは住居費ではありません。家族の命運がかかった返済。だからこそ、慎重に。「借りられる額」と「返せる額」を絶対に間違えてはいけません。



















