静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが信用できる住宅会社を見分ける3つの方法についてお伝えしますね。
「シンプル、無駄がない、美しい！」先日、某建築設計事務所の完成見学会に行ってきました。
シンプルな間取り。無駄がない導線。リビングとキッチンの一体感。夜の家の見せ方。階段からの光の入れ方。すべてが美しい。「やっぱりこれが建築だよなー」という印象。でも、建築設計事務所が建てた家。なんとなく高そうなイメージだし工事期間も半年近くかかっている。
「3,000万円弱くらいかな？」いくらで建ったのか聞いてみると、「設計料も入れて2,500万円くらいですね」えーー、思ってたより全然安い！個人的にはシンプルで無駄がない家が好きなのでドストライクでした。
ハウスメーカーや地元工務店の建築士さんもプロですが、独立して仕事をしている建築設計事務所の設計レベルは会社員の人と比べると圧倒的にレベルが高い。お客さんが望んでいる暮らしの仕方や心の奥底に潜んでいるニーズを汲み取り想像以上の提案をしてくれます。
会話の最後に建築士さんが、
「豊かな自然や田畑を切り、区画整理された土地に新しい建物を建てるのは気を付けないととても暴力的になってしまう。新しい風景ができるといえば聞こえはいいけど。ずっと昔からの意識の中にあった地域のルールが無くって無法地帯になるのではないか。ここに住むからにはこの地域を好きになって欲しい。地域に根差しながら守られながら住んで欲しい。ここに住めて良かったなって思ってもらえたら嬉しいですね」
と言っていたのがとても印象的でした。
私は、「この建築士さんと出会えたお施主さんはとっても幸せだなー。こんな人と家づくりが一緒にできたら絶対に満足できるなー」と強く感じましたね。
『満足できる家を建てるには？』
もし、あなたがマイホーム購入を考えているのなら、
「オシャレな家がいい」「デザイン性の高い家がいい」「性能が高い家がいい」「シンプルな家がいい」「暮らしやすい家がいい」など、色々な希望がありますよね。希望を叶えるためには信頼・信用できる人と出会うことが何よりも重要なんですね。
でも、実際は信頼・信用できる人に出会うのはかなり難しいことなんですよね。
『なぜ出会えない？』
なぜなら95％以上のお客さんは営業マンが窓口で契約ありきだから。信頼・信用できるような建築士さんだったり地元密着の小さな工務店は口コミや紹介が中心でやっています。また、営業下手でもあるのでホームページ更新や広告チラシ等もあまり積極的ではありません。
『信用できる人を見極めるには？』
すごく単純なことですが、「嘘をつかない」「わからないことはわからないと答える」「話をじっくり聞いてくれる」人は人として信用できますよね。でも、契約までそんなに多くない接触回数の中で見極められるかどうかはある意味あなたの人を見抜く人間力が試されるわけです。
人それぞれの価値観も違うのであなたが信用できる人と思ったとしても他人は思わないかもしれません。
『見分ける3つの方法』
独立して活動している建築士さんに出会える人は一握り。実際は会社に属している営業マンと最初に出会う人がほとんど。なので人はもちろん会社全体として信用できる人や会社なのか？を見極める必要があります。信用できるかどうか？を見極められるポイントが3つあるので紹介しますね。
- しつこい営業をしない
どの業種にも当てはまりますよね。しつこい営業をしてくるのは技術力に自信がなかったり自分都合で早く契約して欲しいから。「今月ご契約いただければ300万円値引きします！」的な会社は即、選択肢から外すべきですね。
- 工事現場の写真を掲載している
今はホームページやブログを持っている会社が多いです。会社概要やスタッフ紹介、施工事例等がありその中に今進めている工事現場の工事状況を載せている会社があります。これを掲載している会社はオススメ。なぜなら工事現場を載せるのは雑な工事をしていない証拠になるからです。
- OB訪問をさせてくれる会社
OB訪問とはその会社で家を建てたお客さんに実際に生活をしている自宅を見せてもらうこと。ものすごく重要なことで自宅を見学させてくれるということは、「信頼関係ができている」「建てたあとも良いお付き合いがある」「誰に見せても恥ずかしくない」
満足感の高い家を建てている証拠だからです。不満足だったら建てたお客さんは他人に既に生活している姿を見せないですからね。
＊OB訪問はいつでも誰にでも見せてくれるわけではありません。住んでいる人の都合もあるし1年に何回もというわけにはいかないので。ある程度の信頼関係ができてからのことになります。
以上の3つの見極める方法はそんなに難しくないはず。今の時期だと、「消費税前に契約を！」と営業マンにせかされる場合が多いですが、慌てず焦らずじっくりと時間をかけて納得した上で、「どこで建てるか？」そして、「誰と建てるか？」を決めてくださいね。
