from:静岡 住まいのマネープラン相談 立林毅士
「あれ?水浸しじゃん?」
先日、給湯器をつなぐ水道管から
水漏れがしていて、
勝手口(台所の出入り口)が水浸しに。
プシューって小さな音を立てながら
水が溢れ出てくる。
至急、水道屋さんに見てもらったところ、
「一部交換しないとですね…」
とにかく古い水道管なので、
寿命なのは仕方ありません。
3万円の手痛い出費でした。
その前は、9月末の台風で
瓦と雨どいの修理等で4万円。
さらにさかのぼって、
去年の春には家電製品が壊れて、
5万円の出費。
去年は想定外の出費が続きました 涙
『家を買ったあとの想定外とは?』
このように、
まったく想定外の出来事って
あなたの日常でも
起こり得ることがありますよね。
住宅ローンを組んだあとにも、
想定外のリスクが
起こり得る可能性が十分あります。
大きく分けると3つのリスクが。
1.金利上昇のリスク
住宅ローンを変動金利で組んだ場合、
金利が上がると月々の返済額も
増えていきます。
例えば35年ローンで
3,500万円を借り入れた場合、
金利が1%上がるだけで
利息は370万円も増えます。
つまり、変動金利で組むときは、
そのようなリスクを覚悟して
組む必要があるわけです。
金利が少し上がるだけでも、
家計に与える影響は大きい。
元々、家計に余裕がない人は、
リスクがある変動金利を
組むのは避けた方が無難です。
2.収入ダウンのリスク
収入が右肩上がりで上がる時代は
終わりになりつつあります。
今は好景気と言われていて、
大企業や公務員の人の賞与は
安定していますが、
今後どうなるかは、
まったくわからないです。
10年前は景気があまり良くなく、
その後リーマンショックなどがあり、
ボーナスが減らされていたのは
ごく当たり前でした。
今はボーナスが出るのは、
当然のような感じになっています。
でも、景気は、
好景気不景気を繰り返すので、
ボーナスも増減することを
想定しておくことが賢明です。
また、将来的に、役職になると、
残業代等も制限されて、
今より年収や給料が
下がる人もいるでしょう。
他には、上場企業や大企業にお勤めなら、
子会社や関連会社への移動で、
給料が大幅に下がる可能性もあります。
3.病気で働けなくなるリスク
短期の入院手術等で、
会社に復帰できるなら、
収入減は一時的ですが、
長引く病気療養により、
仕事を辞めることになる、
仕事を続けられなくなった場合、
収入が途絶えると
住宅ローンは返済できなくなります。
この最も大きなリスクのために、
生命保険や医療保険等で
準備するわけですが、
それらのリスクに
しっかりと対応できている人は、
実はあまり多くありません。
また、死亡や入院、介護等、
保障の内容を気にする人は多いですが、
保険の払い方をどうするか?
まで気にする人は少ないです。
生命保険は住宅ローンと同様、
長期の支払い。
毎月の保険料が今は安くても、
10年後、15年後に、
保険料が上がるタイプだと、
払い込み保険料の総額は、
他の払い方に比べると
ものすごく多くなってしまいます。
同じ保障で保険料の支払いを
もっと少なくできるのに、
これはすごくもったいないなあ
って思うわけです。
・・・・・
無理のない予算で住宅ローンを組む
のはもちろんですが、
将来のこれらのリスクについても
十分考慮して、実際に想定外のことが
起こってしまっても、
リスクを最小限にできるよう、
家を買うときにしっかりと
考えておく必要がありますよ。
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