静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡市のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが戸建てかマンションかについてお伝えしますね。

戸建てかマンションか。多くの人が悩むこと。働き方や暮らし方にも変化が出始めた昨今。正直、静岡では戸建て派が圧倒的ですがマンション派の人もいるのも事実。

ただ、どちらがいいかの正解はありません。お互いにメリット・デメリットがありますからね。なので今日は戸建てとマンションのメリット・デメリットについて解説しますね。

まずは戸建てのメリットから。

『間取りが自由にできる』

注文住宅の場合はあなたの暮らし方に合わせて自由に間取りの設計できるのが一番のメリット。家族の人数でリビングやダイニングの広さも変わってくるし人によって暮らしのリズムや生活動線も異なります。

荷物の量も家族でかなりの違いがありますよね。また、「床・壁・ドア・照明器具・玄関タイルの色やサイズ・キッチン・お風呂・トイレなど」自分好みのデザインにすることが可能。

各家庭の生活スタイルや好みに合わせて間取りを設計できるのは注文住宅にしかない良さです。

対してマンションの場合の間取りは既に決まっているので自由度はありません。荷物も限られた収納スペースに今ある荷物を収納しないといけない。リビングやダイニングも一般的な家族が暮らせる広さで設計されています。

「自分が間取り(マンション)に合わせるのか?自分に間取り(注文住宅)を合わせるのか?」良い悪いではなくあなたがどちらを重視したいのか?で選べばいいと思いますね。

『隣人トラブルが少ない』

戸建てはマンションと違って独立しているので隣家とは一定の距離があります。お子さんが走り回っても大きな声を出してもあまり気にならないというか。音や声などの騒音トラブルはほとんど心配の必要はないでしょう。

対してマンションの場合は上下左右が住居とつながっているので騒音トラブルが発生しやすい。マンションにもよりますが足音や生活音が響きやすい物件もあります。早朝や夜遅い時間に大きな音を立てないようにするなどの配慮は欠かせません。

『管理費や修繕積立金がかからない』

マンションでは月々の住宅ローン以外に駐車場代、管理費、修繕積立金は必要。金額は物件ごとで異なりますが最初は月々2~3万円が一般的で徐々に上がっていきます。

対して戸建ての場合は修繕積立金は将来の修繕のために貯めておく必要がありますが駐車代や管理費は必要ありません。

『家族の楽しみが持てる』

戸建ては庭があると子どもをプールに入れてあげたり家庭菜園をしたり家族でバーベキューをしたり。庭があることで家族の楽しみも増えますよね。

「家庭菜園をしたいから!」「バーベキューがしたいから!」と答える相談者さんも多い。戸建てを持つことで休日の家族の楽しみが増えるのはもしかしたら一番の価値あることかもしれません。

続いてはマンションのメリット。

『立地が良い』

マンションの最大の魅力は駅に近いなどの立地の良さ。戸建てと比べると駅から近くて利便性が高い。駅近だと土地は高いけどマンションは戸数が多く1世帯あたりが負担する土地代を安く抑えられているのがメリットです。

戸建ても駅近の土地は買えますが静岡の場合は最低でも数千万円だったり密集地帯で間口が狭いなど。希望の間取りで日当たりを確保するのが難しいかもしれません。

また、駅近でなくても土地選びは価格や広さ以外に周辺環境のいくつかチェックすべき重要ポイントがあるのですが。ほとんどできていない人が多いように感じます。

『老後に暮らしやすい環境』

マンションは停電時を除いて何階に住んでいてもエレベーターが付いているの階段を上り下りする必要がありません。物件も平屋のため将来、足腰の衰えや介護生活になったとしても暮らしやすい環境です。

 

コンシェルジュさんがいる分譲マンションもあるので生活の不自由を解決してくれたり至れり尽くせりの環境もあります。

 

『セキュリティがある』

マンションは防犯上のメリットが大きい。エントランスはオートロックで不審者の侵入を防ぎやすいです。仮に不審者が侵入したとしても管理人や居住者の目があるので被害を未然に防ぐことができます。

シングルマザーや独身女性は圧倒的にマンションを好む傾向がありますね。

『あなたはどちら派?』

以上いくつかの解説しましたが戸建てもマンションもメリットデメリットがあります。転勤族などはマンションの方が売却しやすいメリットはありますが購入に正解はありません。

「暮らしで何を重視したいか?」で選択肢は変わるし価値観は人それぞれ。出産、離婚などライフプランの変化で状況も変わってきます。

モデルハウスやモデルルームなど物件だけに目を向けるのではなく「あなたが暮らしで優先するものは何なのか?」をよく考えてから行動してもらえればと思います。

もちろん、家計のお金のことも最初によく考えてから行動してくださいね。