静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが、「私が選ばない住宅ローン」ついてお伝えしますね。
「くっ、苦しぃ・・・」年末年始の食べ過ぎで、お腹周りがまだ戻らず、パンツのウエストが苦しいです 笑 おせちやお寿司、お雑煮やお汁粉など。単純にダラダラと食べ過ぎたのはもちろんですが、一番太った原因は、おそらく、毎食後のアイスクリーム。
年末に、安くなったハーゲンダッツを何種類か、買い込み、バニラとストロベリーなど、ミックスして食べていました。居酒屋とかでも、締めのデザートでバニラと何かもうひとつ頼んで、ミックスで食べてしまいます。そんなミックス好きな私です 笑
『住宅ローンのミックスは選びません』
「変動金利と固定金利ってどちらがお得ですか?」相談者さんからよく聞かれる質問。どっちがお得とは正直、答えられませんが、もし、聞かれたら私が選ばないローンはあります。それは、「ミックス金利」のタイプ。
住宅ローンの種類を極端に分けると、
・将来にわたって、金利が変動する可能性がある「変動金利」
・最初から最後までずーっと金利が変わらない「全期間固定金利」
この2つのタイプにわかれます。
実際の支払い例で比較してみると、3,000万円を35年返済、仮に変動金利が0.625%、全期間固定金利が1.55%だったとすると・・・変動金利の場合、支払い額は約80,000円。全期間固定金利の場合、支払い額は約93,000円でその差は13,000円。
スタートの金額だけ見ると、変動金利を選びたくなりますが、全期間固定金利の場合、将来、金利がいくら上がっても支払いは93,000円でずーっと変わらないというメリットがあります。「変動金利の方が安いけど、将来、金利が上がるかもしれないから、
今から固定金利にしておこうかな・・・でも、13,000円は大きいからどうしよう・・・」とほとんどの人が悩みます。
そんなとき、銀行や住宅会社から「では、間を取ってミックスにしては?」と、もっともらしい提案をされます。これは3,000万円のうち、例えば、1,500万円を0.625%の変動金利、1,500万円を1.55%の固定金利で借りてみては?という提案。
「ミックスにして、変動と固定の良い部分を取りましょう。皆さんそうしていますよ」一見、もっともらしい話ですが・・・私だったらミックスは選びません。なぜなら、必ず後悔するから。
『金利が上がっても下がっても後悔する』
私が選ばない理由・・・それはミックス金利を選んでしまうと、金利がどうなっても後悔してしまうから。仮に、住宅ローンを払い終わった後、35年間ずーーーーっと金利が上がっていなかったら…?あなたは、「全部、変動金利にしておけば良かったー固定金利にした分、失敗した・・・」と後悔することでしょう。
逆に、思ったより金利が上がってしまっていたら、「全部、固定金利にしておけばよかった・・・」と後悔することでしょう。つまり、どっちになったとしても必ず、後悔することになりますよね。一般的に、35年という長期の住宅ローンで、必ず後悔することがわかっている商品を私なら選びたいとは思いません。
どちらにも対応できる商品ということでできたミックス金利ですが、私なら選びません。
『基本は全期間固定金利で考える』
では、多くの人が気にする「変動が良いのか?固定が良いのか?」についてですが・・・結論を言うと、「固定金利」で考える、
これが基本です。固定金利で借りれば、スタートの支払いが93,000円なら35年間、ずーっと支払いは変わりません。
将来設計をする上で、住宅ローンの支払いが一定というのは、見通しが立てやすくなります。
対して、変動金利だと5年後、10年後の支払いは、いくらになるのか?不明確。スタートの支払いが93,000円でも、金利が上がっていったら、5年後には急に、110,000円以上の支払いになってしまうこともあります。なので、私は基本的に「全期間固定金利の支払額で考えて、返済計画をしっかり立てましょう」とアドバイスをすることが多いですね。
もし、その支払額にも、心理的抵抗を感じるようならそもそも借りすぎの可能性があります。
このように、金利の選び方は、「どちらがお得な方法か?」で考えてはいけません。ではなく、「どちらが安全な方法か?」でまずは考えてみるべきです。10年後、20年後、30年後。将来のことは誰にもわかりませんからね。
「できるだけ余計なお金を払いたくない」気持ちはよくわかりますが、みんなそうしているからとか、今だけの安さで安易に、変動金利を選ぶと、将来、金利が上がったとき、返済が厳しくなります。厳しくなって払えなくなったら、家を手放さなければなりません。これが一番最悪な結末です。
それよりも、最悪を回避して「家を手放さないような安全な返済計画を立てる」ことの方が大切です。
住宅ローン選びの基本は、「お得な方法」ではなく、「安全な方法」です。くれぐれもこの考え方を頭に入れておいて下さいね。
そして、どの金利を選んだとしてもそもそもが身の丈以上の金額を借りすぎてしまっては、将来の支払いが大変になることは
間違いありません。
なので、あなたにとって、『無理のない住宅ローン金額を把握すること』をまず最初に、必ずしてくださいね。これさえ最初にわかっていれば、家を買ったあとも無理な節約をすることなく、旅行や外食、欲しいモノを買うなど、叶えたい好きな生活ができます。
「住宅ローンがずっと払っていけるのか?」「家を買ったあと生活がやっていけるのか?」こういったお金の不安を抱えることはなくなりますよ^^
*(世帯状況や考え方によっては、
変動金利が合っている場合も多々あります)
年齢、世帯年収、貯金残高、奥さまの働き方
子どもの人数、購入物件、性格等・・・
色々な要素を見て判断しています。
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