静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが「迷っているなら土地は買うべきですが・・・」についてお伝えしますね。
「いやー、土地がないですね・・・」今、どこの住宅会社でもこの悩みがある営業さん、そしてお客さんが多いです。当たり前ですが、家を建てるには土地が必要ですよね。実際に家を建てようとしている人で、すでに土地を持っている人は全体の5%以下。20人に1人土地を持っているかどうかです。
95%近くの人は土地を持っていないので、一生懸命探して買ってから、建物を建てていくという流れです。この土地を探すという作業が、思ったよりすごく大変なんですよね。
『心が折れそうになる土地探し・・・』
実は家づくりで一番ハードルが高いのは、土地探しと言ってもいいくらい。多くの人がこの土地探しで苦労して、悩んで心が折れそうになります。その理由は探しても探しても土地がなかなか見つからないから。
- 希望エリアに土地がない
- 新しく土地が売り出されたとしてもすぐ売れてしまう
実際に探しているとわかりますが、これ、いいかも!!という土地が出たときに、時間をかけて何日も買おうか悩んでいるとすぐに他の人に買われてしまいます。良い土地はみんな買いたい。逆に1週間、1か月余っている土地は、みんなが買わないと判断した売れ残り。良い土地情報は本当に出た瞬間に即、買い手がついてしまいます。
土地情報は毎日チェックして、良いものが出たときは即決するくらいの準備というか、覚悟をしておくことが大切なんです。
『買うかどうかの判断基準』
土地を買おうかどうかの判断材料はたくさんあります。
- 方位や日当たり
- 希望エリア
- 広さや形
- 近隣状況やスーパーまでの距離
- 道路に接する部分の広さ(間口)など
あなたも条件が色々と気になりませんか?でも、その中でも一番重視するのは価格ですよね。予算を大幅に超える土地は買えないですし、また、周辺の相場と比べて「ちょっと高いなぁ・・・」と思う土地が出てきても決められないことが多くあります。
仮にあなたの希望エリアに土地が出たとして、相場や予算より100万円高かったとします。「場所はいいんだけど金額が高いな・・・」と思いますよね。でももし、予算より100万円高かったとしても、あなたが今家賃を払っているのなら買ってもいいかもしれません。
「今、賃貸マンションに住んでいて駐車場代を含めて毎月80,000円払っている」のなら、予算より少し高くても買うべきですね。なぜなら、早く土地を買って家を建てて引っ越しをすれば、今、払っている家賃80,000円の支出がなくなるから。もし、土地探しに予算に慎重になりすぎて1年以上も見つからなかったら、その1年で96万円も多く家賃を払うことになります。
96万円家賃として払ったあと3,000万円のマイホームを購入するのと、なるべく家賃を払うのを短くして土地の金額が少し高くても、総額3,096万円のマイホームを購入するなら結局は同じことです。なるべく早く土地を買って、家を建てて家賃を払う期間を短くできれば、少し高い土地だとしても、金銭的メリットが得られる場合もあります。
もし、あなたが気に入った土地があって予算的な問題で迷っているのなら、家賃に払うお金と比較してみてください。ただし、土地と建物を合わせた無理のない購入予算が、最初にわかっていないと危険です。あなたに無理のない購入予算もわからずに土地にお金をかけすぎると、建物も理想を求めてしまい結果的にかなりの予算オーバーになりかねません。
さらに、購入予算が最初にわかっていても300万円、400万円も高い土地に手を出してしまうと、今度は建物にお金をかけられなくなってしまいます。いずれにしても、無理のない購入予算を最初に把握してから、建物金額とのバランスも考えて土地も探すようにしてくださいね。
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