静岡の住宅購入専門のファイナンシャルプランナーが家賃を払っているなら予算オーバーの土地でも買うべきについてお伝えしますね。
「50坪 1,000万円」私の実家近くで今売りに出されている土地。15年以上は売れ残っています。立地も交通の便もいまいち。田舎だけど価格も安くない。 売れていない理由がなんとなくわかる気がしますね。
対して、人気エリアの土地は売りに出される前に買い手が付いてしまいます。特に去年は増税前の駆け込み需要で売れてしまうのがとにかく早かったですね。
『心が折れそうになる土地探し』
実は、家づくりで一番ハードルが高いのは土地探しといってもいいくらい。土地探しで苦労して、悩んで、心が折れそうになることも。その理由は探しても探しても土地が見つからないからです。
- 欲しいエリアに土地がない
- 土地があっても予算オーバー
- 新しく売り出されたらすぐ売れてしまう
良い土地はみんなが買いたい。逆に1週間、1か月以上売れ残っている土地はみんなが買わないと判断した売れ残り。良い土地情報は出た瞬間に即買い手がついてしまうので、気になった土地情報が出たときには即決できるくらいの勢い、心の準備が大切なんですよね。
『買うかどうかの条件とは』
土地を買おうかどうかの条件は方位や日当たり、土地のエリア、広さや形、近隣状況、スーパーまでの距離、道路に接する部分の広さなど。あなたも色々と条件が気になりませんか？でも、一番の判断基準は価格ですよね。
予算を大幅に超えるような土地は買えませんよね。また、周辺相場と比べて「ちょっと高いなぁ・・」と思う土地が出てきても決断できないことがあります。いくら欲しくても価格が高ければ買うのは慎重になりますよね。
『家賃を払っているなら予算オーバーでも買うべき』
例えば、あなたが欲しい土地の価格が予算や相場より100万円高かったとします。予算オーバーしている土地を買うのは迷いますよね。でも、あなたが今の家賃を毎月80,000円払っているなら？予算が100万円オーバーでも買うべきですね。
なぜなら、早く土地を買って家を建てて引っ越しをすれば家賃80,000円の支出がなくなるから。80,000円を1年払ったら約100万円の支出ですよね。もし、理想の金額の土地を探すことにこだわりすぎて1年以上も土地が見つからなかったら？
約100万円も多くの家賃を払うことになりますよね。100万円家賃として払ったあとに3,000万円のマイホームを購入するのと、できるだけ家賃を払うのを短くして100万円オーバーの土地を買ったとしてもトータル3,100万円で購入するなら結局は同じことですよね。
できるだけ早く土地を買って家を建てて家賃を払うのを短くできれば、少しだけ高い土地でも早く買った方が金銭的メリットが得られる場合もありますね。
ただ、大前提として土地と建物を合わせた無理のない全体予算が最初にわかっていないと危険です。全体予算もわからずになんとなくの感覚で予算オーバーした土地を買ってしまうと建物にも理想を追い求めてしまい結果的に何百万円もの予算オーバーになりかねません。
また、全体予算が最初にわかっていても300万円、400万円も高い土地を買ってしまうと今度は建物にお金をかけられなくなってしまいまいます。まず最初に無理のない全体予算を把握してから建物金額とのバランスも考えて土地も探すようにしてくださいね。
