静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローンで失敗しない方程式についてお伝えしますね。
GWの話ですが弟が帰省したので母を連れてランチをしました。仕事中のランチは予算1,000円以内。でも、家族で集まるときは予算を気にせず好きなモノを食べたい。といってもできるだけ安くて美味い店を探していますが 笑
仕事中のランチは毎月のお小遣いの範囲内でやりくりで家族での食事や旅行のときは年間の旅行レジャー費分としていくらかを年始に別口座に入れています。必要なときだけ専用口座からお金を下ろして予算内でやりくりする感じです。
『お金が貯まる方程式』
貯金をするときに多くの人がやっていること。「収入-支出=貯金」という計算式は大きな間違い。収入から支出を引いた残りを貯められる人はほぼいないでしょう。では何が正解かというと?
「収入-貯金=支出」収入から先に貯金額を引いて残ったお金でやりくりをする。先に引かないとお金は貯められないんですね。先に引いてしまえば残ったお金をペース配分をしながら使うことができますからね。
『家を買うときも同じ方程式』
家を建ててもお金が貯まるかどうかは貯金と同じ方程式を使えるかどうかで購入後に家族で幸せに使えるお金があるかどうかが決まってしまいます。でないと家を買ったあとにずっと節約生活を強いられることに。
家を買うときの正しい方程式は、「収入-家族と過ごすお金=生活費」を30年40年先まで見据えて考えなければいけないんですね。
あなたが土地探しや建築先選びをする前に上述の方程式を意識できるかどうかで「家を買ってほんとに良かった!」と幸せに思えるか?「あー家なんて買わなければよかった・・・」と後悔してしまうか?が決まってしまいます。
「年収でいくらまで借りられるのか?」「今の家賃と同じくらいかどうか?」で住宅ローンの返済額を決めてしまうと、「今は低金利だし返済額も安いしいけるんじゃね!?」と勘違いしてしまいがち。
結果的に子どもが中学生、高校生と教育費や食費等が劇的に増える頃に金利が上がっていたら?増えた毎月の返済が計負担になって外食や家族の旅行などの家族が幸せに使えるお金を節約せざるを得ません。
『住宅ローンは借りられる額ではなく返せる額』
あなたが家を買ったあと住宅ローン返済以外にかかるお金。「今後のクルマの買い替え費用」「自動車税や車検費用」「毎年の旅行費用」「定期的な家電製品の交換費用」「子どもの大学までの教育費」「老後の夫婦の生活費」など。
上記は家族が幸せに暮らすお金ですよね。家族と過ごすお金は幸せに豊かに暮らすためにも最低限必要な支出。
また、家の維持費としては火災保険料(10年更新)や地震保険料(5年更新)が数十万円ずつ。固定資産税が年間12万円前後。10年経過後は家の修繕費が100万円~200万円。以上も最低限必要なお金ですよね。
あなたは将来、必ず必要になる家族と過ごすお金や家の維持費まで考慮して無理のない住宅ローン予算をしっかりと決めていますか?住宅メーカーや銀行に購入後の細かい支出まで聞かれましたか?
年収だけで住宅ローンの金額を先に決めてしまうと借りられる額まで、つまりマックスまで借りすぎてしまいます。銀行で借りられる額と返していける額がまったく違う。借りすぎてしまうと旅行やレジャーなど家族が幸せに使えるお金を一生、節約せざるを得なくなります。
あなたが好きなクルマを買ったり毎年好きな場所に旅行に行ったり子どもの教育費も貯められたりあなた自身のお小遣いも減らすことなく生活するためには、「収入-家族と過ごすお金=生活費」という方程式を守る以外にありません。
家族が豊かに幸せに使えるお金が決まってしまうのは住宅ローン金額を決めるときまさに今なのです。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦のお考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)