静岡市のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが完成見学会で絶対に聞くべきことについてお伝えしますね。
「実際に住む人の実寸大の家が見れる」「予算内でどこまで叶えられるかがわかる」「建築会社の本当のレベルがわかる」など。参加することでメリットがとても多い完成見学会。
完成見学会とは土日などの期間限定で建築会社が自社で施工した注文住宅をお施主さんから許可をもらって公開してくれるもの。家族構成やライフスタイル、その他のこだわりがつまった住まいをリアルに体験できる貴重なイベントです。
豪華なオプションや仕様が満載の住宅展示場と違ってあなたの実際の予算に近い完成見学会に参加することはメリットがたくさんあります。
特にコロナ禍の今は予約参加が必須になり他のお客さんを気にせずゆっくり見学できるようになったことも大きい。見せるためのモデルハウスと違って完成見学会は家を建てる人にとって参考になるのは間違いないです。
なので今日は完成見学会に参加するときに絶対聞くべきポイントについてお伝えしますね。
『重視しなくていいポイント』
まずは重視しなくていいこと。「キッチンは○○社」「床材は○○」「お家全体は〇〇坪で〇LDK」みたいなことは見学会では重要ではありません。他にはデザインなどもあまり重要ではないですね。
もし、営業マンが上述のような見たらわかるようなことを次々に説明してきたら注意が必要です。見たらわかるような説明しかしない営業マンや建築会社は候補から外すべきでしょう。
例えばあなたがショッピングに行っていきなり店員さんに色々説明されたらウザくないですか?せっかく時間を使ってショッピングに行ったらまずは自分のペースでゆっくり見て回りたいもの。
もし、キッチンや床材、デザインのことが気になったらこちらから質問しますよね。見たらわかるような説明しかしない営業マンや建築会社は家を造るというより売る感覚が強いです。または自社の建築に対して自信がない証拠でしょう。
『最も聞くべきことはストーリー』
実際に私がお客さんとして見学会に行ったら一番知りたいこと。「なぜこういう家ができたのか?」「お客さんのどんな悩みや要望があってこういう家になったのか?」など家が完成したストーリーが一番知りたいですね。
キッチンや床材の種類、デザインも気にはなるけど優先順位はかなり低い。大事なことは、「どういうきっかけやストーリーでお施主さんが家を建てようと思ったのか?」
「悩みや要望に対してお施主さんがどういう提案を受けてマイホームを手にしたのか?」などを聞くことで自分にも照らし合わせることができますからね。
見たら誰でもわかる部分ではなくて、「家を建てるに至った経緯、家づくりでの悩みや苦しみ、実現できて良かったこと」などを話してくれる建築会社は建築屋としての姿勢が感じられます。
また、本当に良い家を造りたいという想いが強い信頼できる会社とも言えます。営業マン以外にも社長、現場監督、設計、コーディネーターなど多くのスタッフが見学会にいる会社は住宅販売というよりお客さん目線で家を造ることに重きを置いている会社と言えるでしょう。
『聞くべきことはシンプル』
もし、あなたが見学会に参加したら担当者さんに絶対に聞いて欲しいことは、「このお家のポイントは何ですか?」「どういう方針で設計されたのですか?」「お施主さんのこだわりはどんなところですか?」など。
上述の質問に明確に答えられないようでは満足する提案は受けられないと思って良いでしょう。
せっかく見学会に行くならあなたが気になっている建築先が本当に自分たちを思って真剣に提案してくれるのか?がよくわかる質問をするようにしてくださいね。デザインや間取りの好みなどは二の次ですよ。
(マイホーム購入のご相談はご夫婦の考えや表情、空気感を読み取ることが非常に重要なため現状は対面での相談をしています。面談時にはマスク着用、アルコール消毒液を持参で訪問しています)