静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡市のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローン借入額が急激に増加についてお伝えしますね。

「うまい棒、1本12円に値上げへ」1979年の発売以来1本10円で販売されていたうまい棒が4月から1本12円に値上げ。わずか2円ですが値上げ率は20%。子どもたちにとっては大問題の出来事。

原材料のトウモロコシや食用油の高騰、包装に使われるプラスチックフィルムも原油高の影響を受けたのが値上げの理由。発売以来40年以上も据え置き価格だったうまい棒が値上げされるのは私にも大きな衝撃です。

『本格的なインフレの始まりか』

今年も様々な食料品等の値上げがすでに実施、または今後も予定されていますが値上げ幅は3%~9%ほど。食料品や生活用品の度重なる値上げは家計にとって地味に痛いですよね。

実はうまい棒が発売された1979年は第二次オイルショックで10円のチロルチョコが倍の20円になったことがありました。個人的には当時と同じくらい今後深刻なインフレ(物価上昇)につながっていくのでは?とかなり危惧しています。

『住宅ローン借入額の急激な上昇』

値上げの嵐は住宅業界も同様で住宅価格は年々上昇。例えば4人家族の3LDKの延床面積32~35坪の一般的な注文住宅で地盤改良、電気ガス水道の設備工事、外構工事まで含んだ建築費は10年前は約2,100万円だったのが・・・。

3年前で約2,500万円、去年は約2,700万円くらいに上がっていて今年は2,900万円~3,000万円近くになりそうな勢い。

消費税の変化や住宅性能も向上しているので単純な比較はできないですが近年の住宅価格の上昇率は食料品や生活用品をはるかに超える急激な値上げ幅になっているのです。

同条件の建物で10年前は2,100万円。今年は2,900万円。加えて土地の価格も上昇傾向にあり静岡市内で注文住宅を建てようと思ったらエリアによっては5,000万円を軽く超えるような感じ。

もし、大手ハウスメーカーで建てようと思えば6,000万円を超えるような勢いです。

ひと昔前と違って今は頭金なしでもローンが組める時代。結果的に5,000~6,000万円の無謀な借入れは遅かれ早かれ家計を圧迫するのは間違いありません。

『住宅価格の上昇よりも問題は・・・』

建築費の値上がりの理由は建築材料費の高騰が一番の要因。特に海外からの材料調達が多い日本の家づくりは最近の円安の影響もあって厳しい状況です。

4月からキッチンやバスなどの住宅設備機器の値上げも加わることや今の円安は今後もしばらく収まりそうにないので建築費の高騰は今後もずっと続いていきそうな感じですね。

ただ、各方面での値上げよりも大きな問題なのは給与がほとんど上がっていないこと。いわゆるインフレですね。例えば食料品や生活用品が値上がりしても家計のやりくりで毎月の支出は抑えられますが・・・。

『住宅購入の失敗は致命的』

マイホームにかける予算を大きく間違えてしまったら家計はやっていけません。ほとんどの人は銀行で「借りられる額」で住宅ローンを組みます。つまり、年収に対していくら借りられるか?の思考。

でも、実際に返していくのは簡単なことではありません。銀行の審査がOKだったからといって「借りられる額」で住宅ローンを組むのはかなり危険な行為。

なぜなら、「借りられる額」というのは年収に対しての審査で税金などが引かれた実際の生活の手取り額ではないから。

厚生年金や健康保険など年々上がる社会保険料、所得税・住民税が引かれた給与明細を見ると実際の手取りが少ないなーとあなたも思うことはありませんか?

実際、月給30万円の会社員が本来の給料から天引きされる税金と社会保険料の割合は20年前は約39%だったのが去年は46%まで上がってきていて。社会保険料の負担増は今後も続いていく。

つまり、住宅ローン借入も年収ではなく手取りの金額ベースで考えていかないと家計を大きく圧迫してしまうんですね。銀行で住宅ローンを借りるのはカンタン。でも、長年にわたって返していくのは決して簡単なことではありません。

『適正な住宅購入予算を間違えない』

以上のようなことからマイホーム購入においてはまずはあなたの家庭の実際に使える収入と今後の様々な支出をしっかりと把握することから始めましょう。

そしてなたの家計で住宅ローンを冷静に返せる額を導き出してから建築先や土地探しを進めていくようにしましょう。いきなり住宅展示場に行くのは予算ばかりが大きく膨れ上がってしまうので絶対にダメですよ。