静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが住宅ローンの不安を防ぐ唯一の方法についてお伝えしますね。
「暑すぎっ!早く夏終わってくれないかな…」連日の猛暑続きで憂うつな私。毎年夏は睡眠不足ぎみで湿度の高さと暑さがとにかく苦手。
今が8月中旬ならもう少しの辛抱と思えるのですがまだ7月中旬。本格的な夏を前に体力的にもバテぎみです。
「GW、お盆、年末年始の休みの代わりに7月8月を避暑地で過ごしながら長期休暇にできないかな~?」と数年前から考えているところです 笑
『人生の節目で迎える症状』
私の憂うつな気分はさておき。「マリッジブルー」や「マタニティブルー」などは人生の節目で経験する症状。とっても幸せなはずなのに言いようのない不安やイライラに襲われてしまう。あなたはどうでしたか?
「マリッジブルー」は女性で7割以上、男性でも4割以上が経験するというデータが出ています。「マタニティブルー」も特に初産の妊婦さんは不安を感じやすい傾向が高いようです。
そして、人生の節目において。女性の7割以上が経験するマリッジブルーの次に多いと言われる症状が…。
『新築ブルーは6割近くも』
家を建てる人の6割近くが経験する「新築ブルー」または「マイホームブルー」とも言います。本来はとっても幸せなはずなのに家を買うときに言いようのない不安に襲われる症状。
「契約までは良かったんだけど。契約後の打ち合わせが雑だったり見積もりがどんどん上がっていく。契約前に聞いてた話と全然違う。こんなことなら契約を辞めたい…」
「新築が完成したばかりだけど想像していたものと全然違ってて夜も眠れない。引っ越しの準備もする気になれず何もする気になれない…」
「営業マンに5,000万円まで借りられるから大丈夫ですよ!と言われたから契約したけど…。ローンが本当に払っていけるのか?ものすごく不安で仕方ない…」
新築ブルーが厄介なのは家を買うときまでで終わりではないこと。住宅ローンを払い続けている間、いや払い終わった後も老後まで暮らせていけるのか?言いようのないお金の不安に襲われてしまうことなんです。
『なんとなくや勢いで話が進むと…』
新築ブルーの不安や悩みを抱えてしまう人が実はたくさんいるのは事実。契約後に急に不安になって私のところに相談が多数来るくらいですから。
「今のまま家賃を払い続けるのはもったいないなー。なんとなく、マイホームが欲しくて軽い気持ちで住宅展示場に行っただけなのに。営業マンに土地探しもローンもサポートしてもらっちゃって今からじゃ断れない…。」
夫「他に良い会社があるかわからないしもう面倒くさいからここでいいんじゃない?それなりに良くしてもらったんだし…」
妻「えっ、でも、わたし営業マンの〇〇さん、なんかあんまり好きじゃない。信用できないっていうか…」
夫「えっ今さらかよ!ここまでやってもらったら、もう断れないじゃん!」
妻「わたし、絶対ムリ!もともと土地とかローンとか別にお願いしたわけじゃないのに!」
夫「じゃ、どうやって土地とかローンとか決めればよかったんだよ!お前何もしてないじゃん!」
妻「そんなふうに言わなくたっていいじゃん!もともと家づくりは一緒に考えようって言ったのに。あなた何も話してくれないんだもん。もう勝手にして!私知らない!」
『新築ブルーは一生続く』
家づくりがきっかけで大きな夫婦喧嘩。今から35年もローンを払うのに喧嘩しながらの状態で家を建てるなんて絶対に避けたいですよね。
憂うつな不安な気持ちが契約前ならまだ何とかなりますが…。契約をしてしまっていたら一生引きずってしまうことになります。
「今月ご契約いただければ300万円お値引きします!と言われたけど契約して本当に大丈夫かな?まだ数回しか会ってないのに不安だな…」「あ~もう打ち合わせなんてイヤ!家なんていらないかも・・・」
こんな症状が出てきたらかなり危険。一度、リセットするのもアリです。いや、リセットした方が絶対にいいです。新築ブルーはうつのようなメンタル症状。ひどくなる前に早めに心のケアをすることが大切です。
家づくりは失敗が許されない人生で一番の大きな計画。落ち着いて冷静に判断するためにも。迷ったとき不安になったときは一度、立ち止まってみることがあなたの将来の幸せにつながります。
住宅展示場に行ったり土地探しを始める前に。まずは家計に適正な住宅購入予算を把握してから家づくりに進みましょう。最初に適正な購入予算がわかればお金の不安なく自分のペースで計画が進められます。
適正な予算で家を建てれば節約することもなければ多少の贅沢など楽しく豊かに生活を送れるのですから。