静岡市のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPがダイエットも住宅ローンの成功も同じについてお伝えしますね。

「マイナス28㎏のダイエットに成功しました!!」少し前に50代の友人Kさんが自身のSNSで報告していたこと。1か月に約1㎏のペースで2年で103㎏から75㎏のダイエットに成功。今もリバウンドはありません。

Kさんがダイエットを始めた理由は大きく2つ。健康診断で体に異常を発見。今のままだと今後、重大な病気を引き起こす可能性が。100㎏を超えてから日常生活にも色々と支障や不便が出てきたことが主な理由。

「病気になりたくない。老後もできるだけ健康でいたい!」という強い想いと覚悟のもとダイエットを開始。方法は食事管理と運動という王道です。

ご飯大盛り、揚げ物中心だった食生活を改めてご飯は普通盛り、脂質も減らして野菜を多めに摂取。3食を規則正しくゆっくりよく噛んで食べる。

運動は主にウォーキング中心で毎日30分からスタート。慣れてきたら1時間、1時間半と距離を延長。自宅では腹筋、腕立てで筋力アップ。2年間地道に継続した結果、大きなダイエットに成功したのです。

日本人は新年の目標にダイエットを掲げる人が一番多いらしいですね。あなたは今までダイエットを目標に掲げて成功したことがありますか?

でも、ほとんどの人が上手くいかなくて途中で挫折してしまう。なぜなら…。

『目的が不明確』

ダイエットが成功しない最大の理由は目的が不明確、曖昧だから。「今年こそは痩せますように」「5㎏痩せたい!」などの願望はよくわかるのですが。願望や意気込みだけでは達成するのは難しいですよね。

なぜなら、ダイエットは毎日が自分との闘い。「〇〇ダイエット」「△△ダイエット」などの方法論の前に…。「5㎏痩せたい!」などの願望や意気込みの前に…。

「なぜ5㎏痩せたいのか?」「何のためにダイエットするのか?」の目的が不明確、グレーだと…。「ダイエットが達成できたらどんな良いことが待っているのか?」を明確にしないと頑張れないです。

つまり、ゴールイメージやゴールのあとの景色が明確になっていないといくらやる気はあっても途中で挫折してしまう。無駄な努力になってしまうんですよね。

『ダイエット法の間違い』

加えてダイエットの失敗でよくあるのは方法論を間違えてしまうこと。痩せたけど1か月でリバウンドしてしまったり。ネットには様々なダイエット法や体験談が溢れています。「糖質制限」「脂質制限」など。

一時期流行ったご飯など炭水化物を抜く糖質制限のやり方はダイエットではありません。健康的ではなくただの減量。炭水化物を摂りすぎると脂肪に変わりますが炭水化物は人間にとって必要不可欠なエネルギー源。

また、脂質と聞くと太るというイメージがあるようですが。過剰な摂取をしない限りは脂質は糖分ではないので太りません。むしろ、脂質を摂らないと肌や血管はボロボロ、髪はパサパサ、免疫機能も落ちてしまう。

脂質で摂らない方がいい脂肪はマーガリン、スナック菓子、インスタント食品、レトルト食品、ファーストフードなどのいわゆるトランス脂肪酸。いきなりすべてを断つのはハードルが高いのですが…。

日頃の食生活をちょっと見直すだけでカラダの中は劇的に変わります。もし、「ダイエットしたいけどなかなか成功しない…」という人はダイエットの目的が不明確だったり。方法論ばかりに目がいっているのでは?

『住宅購入は目的ではない』

私がいつも住宅購入の相談を受けていて感じること。「間取りや住みたいエリア」など。「どこにどういう家を建てるか?」の方法論に目がいっている人が多いです。

家を建てようと思う人の主な理由は、「子供が生まれて部屋が手狭になったから…」「家賃を払うのがもったいないから…」などが圧倒的。

家を建てるのを目的(ゴール)にしてはいけません。家を建てるのは人生の中の手段のひとつに過ぎない。間取りや仕様決めは確かに楽しい作業なのですが…。

重要なのは「なぜ〇〇エリアに住みたいのか?」「家を建ててどういう暮らしを実現したいのか?」「あなたが家を建てると家族はどうなるのか?」「家を建てることでどのような未来が待っているのか?」など。

「家を建てる」という大枠、外枠を考えてからでないと間取りも仕様もエリアを決めても家づくりの大きな成功には繋がらないのではないでしょうか。

もちろん、あなたに適正な購入予算を把握することが一番先決です。今年も住宅会社や不動産業者に属さない第三者の立場で。100%あなたの味方でお金のアドバイスをしていきますね。