静岡住まいのマネープラン相談立林

 

 

 

 

静岡のファイナンシャルプランナー、住宅ローン相談・住宅購入専門FPが家を買ってはいけない人についてお伝えしますね。

「家が欲しいんですけど貯金があまりなくて。でも、住宅展示場に行くと今は金利も低いし頭金がなくても銀行が全額貸してくれるので大丈夫ですよ!と言われて・・。家賃を払い続けるのはもったいないので家を建てようと思うんですけど立林さん、ホントに家買っても大丈夫ですか?」

先日、30代の知人Oさんからこのような質問がありました。私「今、貯金はいくらありますか?」Oさん「70万円ないくらい・・・」私「最近、結婚式をしたとか、車を買ったとか大きい出費がありました?」

知人「最近そういうのはないですね。でも今度、軽自動車が4回目の車検なのでもしかしたら買い替えしないとかも。そういえば家を買うとき、その車の分も一緒に借りられたりできるとか言ってたような・・・」

私はこのやりとりで、「家を買うのは危険すぎるなーー」と思いましたね。

『今、もう家計がギリギリ』

あなたもなんとなくイメージできませんか?Oさんは家を買ってはいけない典型的な例です。結婚式が終わって数年。貯金は100万円にも満たない。マイホーム購入という大きな支出が控えているのに貯金は増える見込みなし。

今のまま住宅ローンがスタートしてしまったら家計はとてもやっていけません。マイホーム購入は賃貸と違い維持費もかかれば最初の諸費用もたくさんかかります。諸費用は150万円~200万円。銀行によっては諸費用まで借りられたりしますが・・・。

全部借りたところで今後も貯金は増える見込みなし。今残っている車のローンも銀行によっては上乗せして貸してくれるところもありますがあと何年かしか乗れない車のローンを今後35年間も払っていくことになる。お得どころかものすごくムダな方法だと思いませんか?

『最低限欲しい自己資金は?』

家を買うときに、「自己資金はいくらあればいいのか?」という話によくなるのですがひとつの目安としては土地と建物以外の部分の、諸費用が現金で用意できるのが理想ですね。金額にすれば約200万円。

さらに、何かあったときの1年分の生活費として100万円くらいあれば安心できるので合計300万円くらいの現金があれば安心できるところかなと。

『でも、例外の人もあり』

結婚式が終わったばかり。今、育休中でフルタイム復帰が間近。現金で車を買ったばかり。普段は貯金があるのに今はたまたま少ない状態で普通に家計が回っていれば1年間で100万円は貯金できそう。

であれば今自己資金が少ない状態でも住宅ローンをスタートするのもアリでしょう。なぜなら、今後は貯金できることが確実ならお金を貯める間に1年支払う家賃、仮に月8万円なら約100万円がムダになってしまいますからね。

100万円あるかないかで土地や建物にかけられるお金もかなり変わってくるのでどうせなら1年支払う100万円の支出は避けたいところですね。

でも、今後も貯金できそうもないのに、「家賃がもったいない」という理由だけで家を建ててしまうと購入後の家計はさらに厳しくなるだけ。

そもそも家計にムリがあったりローンも身の丈以上に借りてしまって今だけ低い変動金利で安く見える返済計画を見せられて、「今の家賃と変わらない金額でいけますよ!」なんて話に乗ってしまったら、近い将来、ローン破産になること間違いなしです。

マイホーム購入後もお金は貯まらないので車を買うのもその他でもすべてローンになってしまいあっという間にダブル・トリプルローン!

毎月毎月、家や車のローン返済ばかりで苦しい家計。お金は貯められていないのでローンが終わったとしても老後まで経済的な負担が続く人生。近い将来、「こんなことなら家なんて買わなきゃ良かった!」なんてことに成りかねません。

もし、あなたが今「なかなか貯金できていない」ということであれば、「なぜ、貯金ができないのか?」の原因をまずは考えてみてください。

他のローンがない状態で、「貯金が300万円貯められるにはどうしたらいいのか?」をじっくり考えてみてください。

いくら家が欲しいと思っても自己資金もないのに、「ローンの金利が低いから」「銀行で全部貸してくれるから」と営業マンに言われても貯金できない家計の体質を改善することの方がまずは先決ですよ。

 

あなたは家を買うときに住宅展示場に行く、土地から探す、今の家賃を目安にするのはすべて間違い!というのを知っていましたか?正しい方法は7日間の無料メール講座でお伝えしています。